国内ストッキングメーカーの名門アツギが展開するプレーンストッキングブランド「アスティーグ」は、11種類のラインナップを揃えます。11種類のストッキングは、そのコンセプトを表す漢字一文字の名前を持ち、このブログでも「透」「凛(廃盤)」を取り上げました。今回取り上げる「肌」は、アスティーグラインの中でも最も使いやすく、またコンビニやドラッグストアでも購入でき、アスティーグの主力商品です。色は素肌感抜群のヌーディベージュを選びました。

アスティーグ 肌

肌のコンセプトは「素肌感」。きれいに履けて、履くことがストレスにならない、毎日履けるストッキング、それが「肌」です。一足500円の普及帯の価格で、グンゼのサブリナ、フクスケのスタイリング満足と並ぶデイリーストッキングの定番中の定番です。

アスティーグ 肌

まず「肌」の特長は脚を美しく見せる「素肌感」。LANVINやアツギエクスエールのUltimate Nudeのような透明感を追求するのではなく、履くことで脚を美しくするのが「肌」のコンセプトのようです。「肌」はゾッキ編みで質感もしっかりありますし、光の反射しだいではストッキングが白く浮きます。あえてストッキングの存在感を示しながら、薄くでキメの細かい生地で素肌を引き立てているようです。

アスティーグ 肌

履き心地はとても柔らかいです。商品コンセプトが同じサブリナやスタイリング満足と比べても、生地のなめらかさはずば抜けています。脚を通した瞬間その違いがわかるほどです。逆に、サポート力(締め付け感)はそれほどありません。ゾッキなので素肌へのフィット感は申し分ないのですが、履いている感触は少ないです。楽といえば楽ですが、人によっては頼りない、ぬるま湯に浸かっているような、気持ち良いけどパンチがない、そんな感じです。このあたりは好き嫌いが分かれるかもしれません。

アスティーグ 肌

つま先は補強があります。ただ、あまり大きくないので、親指の外側から小指の外側まですっぽり覆うほどの面積はありません。きちんと合わせないと、親指か小指の爪で伝線させてしまうかもしれません。

アスティーグ 肌

足裏はとてもオーソドックスで、控えめなつま先補強が上品な雰囲気を醸し出しています。これくらい素肌感のあるストッキングであれば、オールヌードでも良いと思いましたが、デイリー用途ということで、耐久性も考慮したつま先デザインだと思います。
アスティーグ 肌