50デニール以上のタイツの定番はやっぱり黒。チャコールやネイビーもときどき見かけますが、ベージュのタイツとなるとほとんど見かけません。ストッキングならベージュは基本色。なのに厚手のタイツとなると……、ダンサーの衣装っぽいとか、野暮ったいとか、多くの女性はベージュの厚手タイツを敬遠しているようです。「ベージュのタイツをもっと履いてほしい」ーー今回はそんな思いで、フクスケ満足の60デニールタイツのサワーベージュを取り上げます。

 

 

60デニールの厚手ベージュタイツの特長は、なんといってもその質感です。やや透け感はあるものの、素肌っぽさは皆無。しっかりと、タイツ履いています、をアピールしています。ディズニーランドで踊るダンサーやチアリーダー御用達タイツと言われても納得のコスチューム感です(実際にそうなのか不明です笑)。

 


実は、モデルさんは普段タイツを履かない方です。黒タイツすら履かず、冬場でも透明感あふれるストッキングを履くそうです。撮影とはいえ、履きなれない60デニールのタイツで、しかもベージュ。最初は少し引いていましたがw、実際履いてみると意外に気に入っていただき、撮影後は履いて帰られたほど。確かに、しっとりと柔らかく脚を包み込む質感は、脚全体をきれいに魅せます。ストッキングにない独特な美脚を演出します。

 

 

 

ストッキングやタイツがきれいに見えるポイントは、ずばり透け感にあります。フクスケはこの60デニールのタイツを「上品な透け感」としています。

黒と素肌の白のコントラストがはっきり表れる黒タイツとは違って、ベージュタイツの透け感は素肌の輝きがその美しさにつながります。

 

 

 

いかがでしょうか? この美しい素肌の輝き。太もも、膝周りは光の反射をもっとも受けやすい部分で、タイツが一番透けるところです。サワーベージュの透け感は、まるでそこだけ光を当てたように美しい輝きを放っています。ちなみに、上の写真はフラッシュを当てていません。自然な輝きです。(タイツ嫌いのw)モデルさんが気に入っていただいたのもわかる気がします。

 

ここで、もう一度ベージュタイツの透け感の美しさを見てください。この美しさ、最高ですね。たしかに、厚手の生地による素肌の輝きは人工的に見えるかもしれません。しかし逆に、しっかりとタイツを履いているという安心感と女性らしさを醸し出しており、これこそが厚手ベージュタイツの真骨頂、15~20デニールのストッキングには出せない魅力です。

 

 

 

 

ひと通り、60デニールベージュタイツの透け感の美しさを見ていただいたところで、その質感に迫ってみましょう。

フクスケ満足60デニールタイツは、遠目にも履いていることがわかる着用感ですが、近づいて見てみるとどうでしょうか。可能な限り寄ってみました(^_^;)。

 

 

 

明らかに「タイツ」ですね。60デニールの太めの糸でしっかりと編み込まれています。この商品のパッケージに書かれている特長は「毛玉になりにくい」(=丈夫さ)、「包まれるようなやわらかさ」(=自然なフィット感)ですが、太い編み目をみると確かに丈夫そうだし、柔らかにフィットしているのがわかります。 

ここで、ヒールを脱いでみましょう。

 

  

 

満足60デニールタイツはつま先補強ありで、レッグ部よりもさらに厚い生地で包まれています。ヒールを脱いでつま先が露わになると、60デニールのタイツ感は一気にアップ。通常のストッキングとはまったく違う質感は、確かにチアリーダーかダンサーの脚を彷彿させるかもしれません。

 

 

 

もともとレック部の60デニールの分厚い生地は丈夫にできているでしょうから、さらに厚いつま先補強は必要なのだろうか、と私は思いました。しかし、つま先補強部分をよく見ると、編み方がちょっと違っているのに気づきます。編み方がやや粗いメッシュ仕様になっています。おそらく目の詰まった編み目だと、つま先は蒸れてしまうのでしょう。このタイツのつま先補強はつま先の蒸れ防止用なのかもしれません。

 

 

 

足裏から見ても、メッシュのつま先補強はしっかりと5本の足指を覆っています。足指から伝線はさせない、そんな思いが伝わる気合の入ったつま先補強です。

ヒールを脱いだ、カジュアルな雰囲気での満足60デニールベージュタイツはどうでしょうか? しっかりとした着用感があるので、家の中で見たこのタイツ脚はとても家庭的、70年~80年代の家庭の奥様のような雰囲気です。ひと昔前のドラマに、こんなスト脚の女性が出ていたような、懐かしい感じ。家庭を守る良妻賢母。そんな形容がぴったりのタイツ脚です。女性の優しさが伝わるタイツです。