本文を読む前に…
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昔むかし…。
ある日、見知らぬアドレスで、見知らぬ名前の
女性からメールが届いた。
その瞬間…まるで時計の針を戻したように、
一気に過去の記憶が呼び覚まされたんだ。
そんなわけで、今日は昨日の続きだから、
まだ読んでない人は…ぜひ。
・メールはある朝突然に。～ある恋のおとぎ話。～
本気かも。
こんばんは。黒影＠恋愛戦略家です。
日本に帰ってきてから、最初に連絡したのは、
確かボクからだったと思う。
ボクは、卒業して横浜に住んでてね、彼女は、京都出身
だったけど、大阪で一人暮らし。
当然逢えないんだけど、それでも…電話をしてみようと。
一緒に観た満天の星空や、自転車で行ったアラモアナ
ショッピングセンターといったハワイの思い出話や、
どんな友だちがいるの？今なにやってるの？とか、
日本での生活や、他愛もない話…。
彼女には、当時彼氏がいたので、彼氏の話なんかもしたはず。
そして、何度か電話でやりとりして…
「横浜に遊びにおいでよ。」
って、ダメもとで誘ってみた。
photo by Hideya HAMANO
そしたらね、返事は…予想外に
「うんっ！」
だった。
誘った自分もビックリしたけど、また逢えるって分かって…
「え？ほんとっ！やったーっ！＼(^o^)／」
って、すごく嬉しかったのを覚えてる。
よく、
「旅先での恋愛は、地元に戻ったら冷める。」
なんて聞くけど、そんなことはなくてね…。
いや、どっちかっていうと、日本に帰ってきてからのほうが、
ボクの気持ちは盛り上がっていたぐらい。
だって、周りの連中にも、
「やべー、なんか本気かもー。
遠距離だって…なんとかなる！」
なんて言ってたぐらいだからね(^_-)-☆
不安。
でも、それと同時に
「本気になっちゃダメだ。」
自分にそう言い聞かせてもいた。
「しょせんナンパだから。ましてや遠距離だし、
そもそも…彼氏がいるんだし。」
…って。
さらに、東京と大阪なんて、大学を卒業したての若造には、
もうね、信じられないぐらい遠かったんだ。
ましてやケータイやメールのない時代で、お互い一人暮らし
とはいえ、なかなかうまく連絡がつかない。
（今はほんとに便利だよ。）
いろんな障害があったから、どうしても不安になって…。
ハワイで彼女といっしょにいた友だちに、
彼女の気持ちを聞いたり、相談したりもした。
恋の終わり。
「本気になっちゃダメだ。」
今思えば、そういう気持ちが伝わったのかな。
彼女と最後に電話で話したとき、なんとなく…
声のトーンがいつもと違ってた。
なんだか…いつもよりも暗くて、そして冷たい感じ。
その声を聴いて…
「あぁ、終わったな。」
ボクはそう思ったんだ。
そりゃそうだよ。だって、そばに彼氏がいるんだもん。
出会いはナンパだったし、日本に帰ってきてから
会ったのだって、ほんの数回…。
「瞬間的に盛り上がった恋は、瞬間的に終わる。」
よく聞く言葉だし、ボクの頭のなかで、その言葉が
ぐるぐると回って、頭から離れなかった。
だから、その電話を最後に、ボクからは連絡をしなかった。
そして…彼女からも連絡はこなかった。
「ボクはフラれたんだ。」
そう思ったわけだ。
…そのときは。
予想外の言葉。
でもね、やっぱり意外と本気だったみたい。
だって、別に出会いがなかったわけじゃないのに、
それから2年間、彼女がいなかったからね。ｗ
そして…。
そんな甘酸っぱい思い出の相手から、
いきなりのメール。
そりゃもう…ほんとビックリしたよ。
メールを読んだとき、身体に電気が走った…
ってのは大げさじゃない。
布団に入って寝る気マンマンだったのに、ほんとに
飛び起きちゃったから。ｗ
そして、読み落としていた「先日のメール」を探してみると、
そこには予想外の言葉が。
「なんであのとき連絡くれなくなっちゃったの？」
…こほん。長くなってすんませんm(_ _)m
でも、もうちょっと続くので、続きはまた明日。
続き⇒ 勘違いと心の棘。〜ある恋のおとぎ話。〜
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今日も最後まで読んでくれてありがとう。m(_ _)m
