本日も沢山の鋏研ぎの依頼有難う御座いました。


昨日同様鋏の裏が如何に重要かをサロンに説明し、がりがりに削られてる鋏を数丁見かけました。


包丁研ぎの様な裏研ぎでしたので、調度を出来る限りの調整は致しましたが、刃が薄くなりすぎた鋏でしたので、研磨に本日も多少時間かかってしまいました。ある意見反省です。


包丁研ぎは私は出来ないので、基本15度と話には聞いてますが、それはそれで難しいと思ってます。


磨くのは簡単ですが、ハマグリ刃を段刃にされた物を直すのには、結構大変です^^;


元々が段刃製造で行われてる物であれば、形状的に問題はありませんが、昔の人が良く使う言葉でハマグリ刃・柳刃とかたまに言われる事が有りますが基本ソリとヒネリが大切になってきます。


特に髪を切る物に関しては裏が大切ですので、その辺の理解をして頂けると長く大切に使う事が出来ます。


どんなに安い鋏でも、最低10年以上は使って頂きたいと思いますし、材質の良い物で大切に手入れされていて使う頻度によっても違いますが、切れなくなった場合の刃付け研磨で済むなら一生使える場合もあると思います。


酷い刃こぼれや落として形状が曲がったネジ部品が変になったなど、どんな場合でもアフターが出来る製造メーカーの鋏を購入する事も長く使う為の一つの購入の目安だと私は思っております。