小学1年生の時に受けたROIT(急速経口免疫療法)からもうすぐ3年が経過しようとしております。
何度か救急車やエピペンのお世話になりながらも、現在はうどん200g相当の小麦を毎日摂取できるようになりました。※但し息子の場合は運動誘発性アナフィラキシーがあり、摂取後2時間は安静が必須となりますので、小学校での給食は今後も除去をしなければなりません。そして毎日小麦を食べ続けなければ、また以前の全く食べられない状態に戻ってしまうので、手を変え品を変え毎日黙々と修行のように息子は小麦を摂取しております。


そんな息子ですが、マク○ナルドのソーセージマフィンが無症状で食べられるようになりました。ハンバーガーなんて夢のまた夢だったので、親の私がもの凄く感動です。運動さえしなければ食べられる。でも小学校や外出先ではどうしても動いてしまう。というわけで自宅摂取限定となりますけどね。


小学4年生になり思春期の扉をたたき始めた息子は、他人との違いがどうしても気になってしまうようです。でも息子の場合、そんじょそこらのアレルギー児ではないので、他人との食の違いは自分の身を守るという意味で、どうしても受け入れていかなければなりません。
蕁麻疹や痒みがでる程度の軽い症状であれば正直そこまで悩みませんが、息子の場合ショック症状までいってしまうので、あっという間に命の危機にさらされます。


本人ももう4年生ということもあり、嫌というほど症状については実体験で理解しているので、かなり心の葛藤があるようです。
3年生頃から感情が高ぶると、「僕はアレルギーになりたくてなったわけじゃない!僕は何も悪いことをしていない!なんでアレルギーなんかに生んだんだ!」と言うようになりました。確かにその通りで、息子は何も悪くありませんし、なりたくてなったわけでもありません。でも息子の重症度とその症状の出方、また年齢を考えると、現状を受け入れる強さを身に着けさせなければと思うようになりました。


息子が前向きに今ある現状を受け入れらるようになるまで、何度も話し合い、ぶつかり、一番息子が過ごしやすい環境づくりができるようになればいいなと思います。


今年は小麦の治療と同時並行で、卵の長期治療入院が待っています。


今あるできる限りの治療を受けさせ、息子の心が少しでも軽くなってくれることを祈ります。