『なんでそんな資格を取ろうと思ったの?もっと就職に直結するような資格を取ればいいのに。』


とよく言われます。勿論気象予報士の資格のお話し。

現在就職活動に難航しているように、実際就職には直結しません。


弁護士、公認会計士に次ぐ難関国家資格と言われていますが、行政書士や司法書士なんかの方が余程融通が利くでしょう。


(合格率5%)×(一回の受験者数10000人)×(年二回)

で毎年1000人は”気象予報士”が生まれているわけですが、実際の需要は日本全国で5件もあるかどうか。

試験に受かることよりも就職する方が倍率が高くなっている現状。


『なんでそんな資格を取ろうと思ったの?もっと就職に直結するような資格を取ればいいのに。』


このセリフ、面白いことに女性の方がよく言うんです。女性の方が現実的なんでしょう。


そんなことを言われても気象に興味を抱いたから、以外に答えなんてありません。

もっと言ってしまえば、就職したくて資格を取ったのではなく、興味の先にたまたま資格があったからそれに挑戦したまでのこと。


『そんな気楽なこと言ってて平気なの?就職できなきゃ意味ないじゃん。』


なんてことも言われます。

いや確かにおっしゃる通り。現状収入ゼロの身分としては何も言い返せません。


でも逆に問いたい。

『そんなことを気にしながら生きて何が楽しいんだい?』


これでも大学時代やサラリーマン時代はもっと真面目だったんです、自分。

当時の自分はそれこそ就職に役に立たない資格を取ることなんて考えてもみなかったことでしょう。


先々のことを考えて行動する。

社会人としてとても真っ当。非常に正しい。


でもつまらない。


もうそんなことを考えながら生きていくのに疲れたんです。

少なくとも自分は。

実際そんなことを考えながらでなくても生きていけている人が世の中にはたくさんいる。


人生なんていつ終わりが来るか分からない

なんて言葉は陳腐だから使いたくはないのですが他に的確な言葉がない。

それこそ自分なんかはバイクという最も死に近い乗り物に乗ることを趣味としているのだからいつ死んでもおかしくない。


ならば分からない先々のことを考えて我慢しながら生きるよりも

その時興味を持てたことに対してエネルギーを注ぐ方が、仮にそれが役に立たないとしても楽しい。

そもそも役に立つか立たないかなんて死ぬ時にならなければ分からない。


ならば今やれることに全力で取り組む方がよほど時間を有効に使えているのではないでしょうか。


『何ロマンチックなこと言ってるの?そんなこと言ってると生きていけないよ?』


やりたくないことをやりながら長生きするよりは、

やりたいことをやって生きていけなくなったら死ねばいい

とさえ考えています。


サラリーマンを辞めて、世の中を広く見て自分が出した結論です。



と、ここではきっかけの話しとかしていなかったので書いてみますた。

誰か仕事くだちい。