脳死判定ハイペース、改正法全面施行後10例目

 日本臓器移植ネットワークは18日、近畿地方の病院に入院していた18歳以上の患者が、改正臓器移植法に基づき、脳死と判定されたと発表した。


 今年7月に改正法が全面施行されてから約2か月で10例というハイペース。

 患者は書面による意思表示はしておらず、家族が提供を承諾した。家族承諾による判定は9例目。

 脳死臓器移植は1997年10月の臓器移植法施行から約1年4か月後の99年2月、1例目が行われた。10例目の移植は2001年1月と、施行から約3年3か月かかった。

 今回移植が行われれば96例目となる。

(2010年9月18日11時28分 読売新聞)