(3) 小林麻央さんが34歳で死去「多くの人の救いになれるような存在になりたい」

歌舞伎俳優・市川海老蔵さんの妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんが22日、東京都内の自宅で死去しました。34歳でした。

麻央さんは、昨年6月に自身が乳がんであることを公表。自身のブログで「(がんの)陰に隠れている自分とお別れしようと決めました」と闘病生活での思いを率直に発信しました。

ブログは更新されるたびにネットでニュースとして取り上げられます。数多くの方の共感を呼び、読者は約258万人にも上りました。

都内で開いた記者会見で海老蔵さんは、麻央さんの最期の言葉が「愛してる」だったと涙ながらに明かしました。

さらに、病気から回復した後は多くの人の救いになれるような存在になりたいと語っていた麻央さんを、海老蔵さんは「人ではないというか、すごい人だな」と感じたと話し、溢れる涙を両手で拭いながら、「(麻央さんから)総合的に教わったこと、今後も教わり続けることは愛なんだと思います」と語りました。

⇒麻央さんが亡くなった翌日も舞台に立った海老蔵さんは、「今日は麻央と一緒に舞台に立ってるような感覚」とブログにつづっていました。会見でも、「(麻央さんは)こういうところも全部聞いていると思うので」と話すなど、麻央さんがまだそばにいる感覚があることを語っていました。

多くの方に、毎日生きられることの感謝と勇気を伝えてくれた麻央さん。愛する夫と幼い子供2人をこの世に残してあの世に旅立つことは心残りだとは思いますが、麻央さんの魂が天国に還られ、幸福に過ごされることを、心からお祈り申し上げます。

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