今日は子供たちを連れて 横浜までお出かけ



車中で眼鏡を壊され



修理に出す羽目になりました・・・



しかし、先週作ったばかりで無料なうえ



その間不自由だろうからと



同じ型のフレームを代用にとレンズを入れ替えてくれました。



やはり



仕事とは信頼の上に成り立つと思う はのつっきです。






さてさて今日は第三弾





ちょと学生のころを思い出しましょう





光の3原光って覚えてます?




大ざっぱですが、赤、青、黄


(マゼンダ、シアン、イエローと若干違う色合いなのですが)



この光を混ぜると白に(明るく)なりますが


絵具で同じ色を混ぜると、黒に(暗く)なります。





人は光の反射で色を見分けます。


眼の網膜という部分でこの3つの光の反射を見分ける細胞があるのです。


この光の反射率で紫、橙、緑と細胞の働き具合で感じます




たとえ3つの光を見分けられる人間でも


薄暗い部屋で見分けること不可能です。





第一弾でお話しした2色型色覚の人は



見分けにくい色があっても、見えないわけではありません。




3色型の人とは感じ方が違うだけ。




ですから、薄暗い洋服ダンスの中で見分けるのではなく


明るい照明の下で一つ一つ取り出して比べると


間違いにくくなります。


黒板のチョークの色を赤や青をやめてもらうとかも


学生生活にとっては大事。


でも教科書にも載っている


赤い色の星、青い色の星の見分けはつかなければ


実験での色の変化もわからない。


教科書にも記載されているのにね。


ま、学校では細い赤ボールペンで採点はしないように程度の指導ですよ







それより大事なのは、


傷んだレタスの葉を見分けにくかったり


肉の焼け具合がわかりにくく生焼けだったり


高速道路の電光掲示板の混雑の赤が見にくかったり


信号機は配列が世界共通ですが


赤だけの点滅なのか黄色なののか判断をしにくかったり


配線の細い線の色の区別ができない。


小さなスイッチの赤色の光源も見分けられない。


これを間違うと食中毒や事故の元になりかねません。





知らないと注意をできず「不利益」を被ります








先ほど述べた3原光を利用したLEDは


実は2色型色覚の人にとってはまことに使いにくいものなのです。





今ではPCやスマホあたりまえですが


大多数の人間にとっては電気消費量も少なく「都合」がいい。






知らないと不利益な当事者だけでなく


知らないとわかってあげれない人間もいるのです。




で、ようやく本題です(笑)




ユニバーサルデザインカラーってご存知ですか?




見分けやすくする色を使いましょうってことです。




具体的には


マッキーのマジックインクのピンクが変わりました。


教科書も色分けに気を使い


地図の色も「コントラスト」をつけました←明るさ





しかし!!




この「ユニバーサルカラー」




第二弾でお話しした後天的な色覚異常者には




見えにくいのです!!




ようするに


学校生活で、老人養護施設で取り入れるべき色遣いは


個々で使い分けるべき。




しかし一般社会では「共存」しているため


どうしても不利益な人間が出てしまう


なんというジレンマ!




でも



幼い子が成長に伴い、また成人して心身ともに不利益を被らないためにも


一般社会ではユニバーサルカラーを使用して


高齢者のいる家庭内、施設では色味のはっきりとしたものを使用する


個人的にはこれが最善の方法ではないかと思うのです。





でもまずは「あたりまえ」と思っている人たちが


「あたりまえ」と感じていない人たちのためにできることを


考えていける社会がなにより大切ではないでしょうか?





色覚検査が始まり


「色覚異常があるのでこの色とこの色には注意してください」


ではなく


年齢に応じた注意点や対応を具体的にできるように


うちの病院の視能訓練士は用意してます。





まずは自分ができることを始めたいと思います。




「あたりまえ」なんて




大多数の意見でしかないのだと心にとどめて。