「お宅の屋根が傷んでいますよ」

そんな詐欺に遭いそうだったのは、

2年前の2月頃だっただろうか。

直ぐに不動産屋の建築部門に電話して、

被害に遭わずに済んだが、

それから、半年後にも別の業者が来た。

その時は、スマホで録画することによって、

事なきを得たのだが...







昨日は、昼過ぎだろうか、インターホン越しに、

「近くで電気工事しますから音が出ます」

といったことを、出た女房に告げていた。

リフォームで高圧洗浄の時にはあったが、

電気工事でというのは初めてだろう。

それから、小1時間ほど経ってから、

再び、インターホンが鳴って、

「工事が終わりました...」

今度も女房が出ていたけれど、

工事の音なんて、まったくしなかっただけに、

早く終わったにしては...

でも、なにやら話が立て込んでいるようで、

「ねぇ、屋根がどうたらとか...」

代わってくれというので、私が出ると、

既にいないが、家の外で待っている。

なるほど、出てくるのを待っているのか。

それならばと、スマホを持ち出して、

玄関から半身を出して撮影を始める。

「何を撮っているんですか」

若い兄ちゃんが言うものだから、

「取り敢えず、証拠写真だけど...」

「なら、いいです」

そうして、その場を去って行ったが...

録画した時も同じで、直ぐに引き下がる。

本当に修理が必要なら困ることはないはずだから、

撃退方法、先ずは録画でも写真でも、

撮ることが重要だと、改めて思った。



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