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ある池におたまじゃくしと魚がなかよく暮らしていました。
でもおたまじゃくしに後ろ足が生えてくることが魚は信じられません。
「かえるはかえる、さかなはさかな、そういうことさ」
とおたまじゃくしはいい、カエルになったある日、岸へあがってどこかへ行ってしまいました。
ある日、久しぶりに帰ってきたカエルは、世の中の変わった生き物のことを魚に話して聞かせます。
話を聞いて世の中が見たくなった魚は、なにがあろうと自分もこの目で世の中を見たいんだと岸へとびあがりました。
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・・・とここまで聞くとこの話は進化の過程にまつわるお話なのかな、と思いましたが、最後まで読むと違いました。
「美しい水の世界が自分の生きるべき世界なのだ」と、
おそらく「足るを知る」ということを伝えたかったんだと思います。
魚がイメージした「世の中の変わった生き物の姿」が見開き1ページで
美しく、しかも面白く描かれています。
でもこどもたちにはなんだかよくわからずじまいだったのが残念です・・・。
少し難しいテーマかもしれませんが、手元においておいて損はない1冊だと思います。
さかなはさかな
著者: レオ・レオニ /谷川俊太郎
出版社: 好学社
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