米国労働省が発表した3月の非農業部門雇用者数は30.3万人増、市場予想の21.2万人増を大きく上回り、2023年5月以来の最大伸びとなった。

 

雇用情勢の強さが改めて示されたことで、市場の利下げ期待はさらに後退している。失業率は予想通り3.8%と低かった。

 

米経済は人手不足が定着し、雇用は強い勢いを維持している。2月が27.5万人増から27万人増に下方修正された。1月が22.9万人から25.6万人に上方修正された。3月はヘルスケアや政府部門のほか、建設やレジャー分野での伸びが目立った。

 

 

 

 

 

失業率は3.8%、市場予想の3.9%を下回っり、前月(3.9%)から0.1ポイント改善した。

 

4%を下回るのは26カ月連続で、米経済は人手不足が定着し、雇用は強い勢いを維持している。 

 

 

 

月米雇用統計の強い結果内容を受けて、ドル買い反応が広がっている。ドル円は151.74円まで強含み、米10年債利回りは4.30%付近から4.40%手前水準まで急伸。短期金融市場では今年の米利下げ観測が後退している。

 

 

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