映画ペイド・バック | まくちゅママの真剣闘病とオッチョコブログ

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私がいくらでも観たい元ナチの残党をおいつめる映画です。ヾ(^▽^)ノ

2010年イギリス114分


ヘレン・ミレン/サム・ワーシントン/ジェシカ・チャスティン(ブラピとツリーオブライフに出て妻役やってた人・綺麗)/ トム・ウィルキンソン/ジャスパー・クリステンセン/シャラン・ヒンズ



1966年 イスラエルの軍用空港。


イスラエルの機密部隊モサドの隊員である、ジェシカ、トム(2人は俳優名)あと一人は誰かわからない俳優・ステファン(役名です。)のユダヤ人3人が軍用機から下りてきます。


元ナチスの残党フォーゲル外科医(これも役名)をイスラエルの法廷に立たせる為に拉致するミッションを終えた3人は笑顔です。



フォーゲルは、戦時中収容所で、ユダヤ人何千人を使って目の色を変える実験でガソリンを体内に注入したり、手足を入れ替えて様子を観察したりの恐ろしい事を行った極悪人です。実際の写真が使われているみたいで、ゾッとしました。


どんなホラーやスプラッターやサイコ映画より、現実が怖いとはこの事です。


しらっと、今は産婦人科を開業しているフォーゲルに、ジェシカが患者として接近します。不妊だと偽って。。ペンダントのカメラでフォーゲルを写して上層部に渡すことに成功です。


3人は、ミッションで初対面ながら、ジェシカとトムは夫婦役をして、何度か診察と称し、フォーゲルに接近します。


不妊治療をするか?ときかれうなずくジェシカに、フォーゲルは卵巣の卵の発育を良くする注射をします。


ある夜、サムはシャワーからでてきたジェシカの髪をとかしながら気持ちを語ります。惹かれあっている2人はそのうちキスをしそうになりますが、サムから身をひいて。。。。我慢したのです。ミッションの為に。


辛い日々をすごす3人は、ストレスにさらされ、ある夜、ピアノを弾いているジェシカの隣にタバコをくゆらした、もう一人の隊員(この人だけ役名でステファン)がきて、なんとなく雰囲気で2人は寝てしまいます。サムの目に涙がチラリ。
注射で妊娠しやすくなっているジェシカは、ステファンの赤ちゃんを身ごもるんですが。。。

ステファンと関係を持った翌日、診察に行ったジェシカは、フォーゲルの隙をついて睡眠薬入りの注射を首にさします。


あわてたふりをして、ナースを呼び救急車に電話させ、それをサム達が盗聴し、本物の救急車より先に到着して、見事フォーゲルを拉致します。


下見しておいた西ドイツ行きの列車に乗せようとしますが、まだアチコチにいる兵士(戦後だから警察官かな?)にみつかり、仕方なくアジトに監禁します。男2人で、拷問するけれど、決して自分がフォーゲルだと認めない男。このシーンも残酷!


順番で見張ることにして、ジェシカの番の時には死なせないように食事を与えたりします。


12月31日。サム達男は外出していて、ジェシカ一人がフォーゲルを見張っている時、陶器のかけらを隠しもっていたフォーゲルは、いつの間にか縄を切って、ジェシカを襲います。



女とはいえ訓練を積んで強いジェシカは、顔をいきなり切りつけられますが、ひるまず戦います。でも、お腹や胸を蹴られ、気絶してしまいます。。。。


フォーゲルは、転げるように階段を降りて道にまで逃げますが、息を吹き返したジェシカがはってベランダにたどりつき、見事、ピストルで撃ち殺します。


ミッションを完了した3人。イスラエルの英雄。世界の英雄と言っても過言ではないでしょう。




時間が流れ、ジェシカはヘレン・ミレンになって、場所は、ヘレンの娘の出版記念パーティー会場です。

少し遅れて、車椅子生活(なぜかはわかりません)になってしまったステファンが来ます。喜ぶ娘。

ヘレンとステファンの娘ですから。


娘は、母親を誇りに思っていて、フォーゲルを殺した事を書いて出版したのです。


色々なところで講演をしてきたヘレン。フォーゲルを撃った時、頭に浮かんだのは戦争で苦しんだ母親のことだと言い切ってきました。。。
でも、その顔には、暗い陰がさしています。

可愛い娘家族を見ながら、ビーチのカフェでお茶をする、ヘレンとステファン。。。サムが昨日自殺したよと告げられたヘレン。


急に立ち上がり、娘に手を振るヘレン。。。
いったい、何が隠されているのでしょうか??


感想£

説明がまたまた長くなりました。すみません。でもこれでほんの序章なんです。すごくサスペンスフルで、時代背景から、心情も深~くて、とても興味深い作品でした。

すでに今年のベスト10に入る一本になりましたよ(^-^)vまっ!映画館にも行かないし、レンタルもしない私のセレクトですけれど。。。

ヘレン・ミレンは作品の幅が広いですねー!サム・ワーシントンの魅力は残念ながら、今回も私にはよくわかりませんでしたが、良く練られた脚本、みんな演技も上手く、ジェシカ・チャスティンが綺麗で凛々しい!憎きフォーゲルを相手に、その後ろにヒットラーの影を見ながら鬼気迫るラストへのなだれ込み方に、魅入りました。


これは、お薦めの一本ですよ。また写真一枚もなくてごめんなさい。