私は、新潟県三条市に住んでいます。
新潟県と言えば、誰もがすぐに思いつくであろう米どころ。
魚沼産こしひかりが有名ですが、三条市の下田地区のお米も、すごく美味しいです。


三条市では、米どころの特色を活かそうと学校給食でパン・麺食を辞めて米飯オンリーになりました。
そして、米飯に合わないという理由で、牛乳廃止に。


牛乳を廃止にするとカルシウムの摂取量が減るので、代替食品で補う。
牛乳を飲むのは家庭でもできるので、廃止にする分積極的に家で摂って欲しい。
牛乳廃止で、金銭的にも減らす事ができる。


…という説明を、市長がテレビでしていたのをなんのとなく覚えている。



それを見たとき、へーと思って。
新しい試みは、やってみなくちゃわからないし。
ま、給食って1日3食なら1日の食事の1/3でしかない。
そこに過剰に期待を寄せるのもね、と。
基本は家庭の食事がどうか、でしょと思っていた。



そしたら、ドリンクタイムというもので、牛乳が復活していた。
給食を食べ終わった後に、牛乳を飲むのがドリンクタイム。
給食食べている間は、飲んではいけないらしい。


理由は、ご飯食に牛乳が合わないから。




なんだかなぁという気分になります。
おそらく、牛乳復活は大人の事情があるのでしょう。
当然、牛乳業者からは反発くるでしょうし。
けど、牛乳を飲むタイミングを大人が決めるのはいかがなものかと思って。

…どっちでもいいじゃん。
っていうのが、素直な感想です。笑

そう決断せざるを得ない市長の苦悩が…、ね。


いろいろあるんだろうな。


現三条市長は、新しい事をいろいろ試みようとする人です。
全国初の、公立の小中一貫校とか。

批判もあるけど、やる行動力はすごいと思う。


やってみないとわからないのにねー。
と、思ったり。



やってみて、やりながら方向転換していく柔軟性を、行政が持てれば良いのになぁと思います。 
それを受け入れる市民の柔軟性も、同時に問われますね。


そして、パン食麺食も、この4月から米粉のパン、麺で月に1回復活するそうです。
子供は毎日ご飯だと飽きるだろうから、良いですね。

どうしても米どころだから米にこだわるらしい。



だったらもっとこだわって、米粉のパン、麺を地元のソウルフードに、さらには全国展開していけるようPRすれば面白そうと思います。
お米、そのまま食べても美味しいけど、米粉の麺とかパンももちもちして美味しいし。
今は、アレルギー的な意味での米粉のパンや麺類がありますが、美味しいからという理由でも選べるよう、もっとこだわって、宣伝して、生活に根ざすくらいになれば面白いんじゃないかと。

新潟って、PRが下手なイメージです。
良いものいっぱいあるのに、有名にならない。

下田産のお米も、あと鶏肉や豚肉も美味しいんですよ。
そして、安いの。
この品質なのにこの値段?と思う。
これも、ブランド化して値段上げるか安くてもこの品質っていうのを押してもっと売れるようにするとか、努力している生産者にもっとお金が回るようにしてもいいのになー、と。
生産者がそれを望むなら、だけどね。もちろん。

あー、でも値段上がると私が安く買えなくなるのは困るなぁ。笑
難しいですな。笑


PRって、すごく大事。
広告とか、宣伝とか。
ブランド化とか、自己プロデュースとか。
営業とか。


もっともっと、世の中の大人も子供も学んだら良い、と思います。