久しぶりに新人公演を観劇。何年ぶり?17年ぶりだったりして
最近、本公演すら、各1回、それもB席観劇を基本としているので、新公の出演者なんて誰が誰やら・・・?
とにかく、全くの先入観なく見ることができた公演で、楽しかったとても新人公演らしい公演だった。
決してレベルが低いわけではなく、特に、大人数でのショーっぽい場面が多い作品にもかかわらず、そういう部分での遜色を感じさせなかったのは、下級生さん達のガンバリがあったからでしょう。
新公らしいと感じた一番の理由は、主役トリオが若いこと。当たり前だけど。でも、若さゆえの思い切りの良さや、軽さによって、コメディ部分は本公演より笑えたかも。
アルバート(連城まこと、本役:水夏希)
実は、仕事をぶっちぎって駆けつけたものの、開演から10分は遅れてしまったもので、最初に見た場面は、アルバートとヘンリーとレベッカの民主党トリオが、これからどうする?と話し合っている幕前の場面からだった。
その時、パッと見で地味な人?だなと思ったものの、段々見慣れてきたら、そのスーツ姿、立ち姿が、新公の中の誰よりもサマになってて、ちょっとカッコいいかもと思ってしまった。 ラストのご挨拶で「最後の新人公演」と言っていたから「やっぱり、この中では、最上級生だったのね~」と納得。
歌ウマさんではないようだったけれど、丁寧に、思い切り良く歌っていたので、なかなか良かったかと。 声が、もひとつ、男役として落ち着いてくれると、セリフももっと聞き易くなって、もっとイイよね。きっと。
イリーナ(愛加あゆ、本役:愛原)
決して美人さんではないけれど、小柄でキュートなイリーナでした。歌の音量が大きすぎる部分があったけど、全体的に、本役さんより、耳に優しかったかな。
ヘンリー(彩風咲奈、本役:彩吹)
久しぶりの新公で、私のイチオシは、この人。
いや、見てるときから「若いなぁ」とは思っていたわけです。なにしろ、本公演でのアルバートとヘンリーの関係が、時として、ヘンリーの方が年上に見える落ち着きがある(本当の設定を知らないのだけれど「大学に誘ってくれた」というセリフから、少なくとも、同い年くらいの設定かと思ってた)のに対して、こちら新公では、どちらかというとヘンリーの方が下で、アルバート様をお慕いしているモード全開。それを上手く利用した「レッツ・フォーリン・ラブ」の遊びが入ったくらいだし・・・。
でも、それが良く似合っていたというか、決して未熟なわけではなく、若さと落ち着きが丁度良くブレンドされていて、非常に好感が持てる演技だったのに、ラインナップの立ち位置が、ずい分と端の方だった時にはビックリしたものの、若いと感じたのは当たりだったと納得。
家に帰って、わざわざ、調べてしまいました。なんと、研3でしたね。
いやいや、男役で、研3で、あれだけ出来れば、ご立派です。アルバートとのハーモニーを、破滅的に壊したところが一箇所あった以外は、歌も無難にこなしていたし。若い頃の、彩輝直さんみたいだなぁと思ったけど、本当のところはどうなんだろう?ま、遙かB席からの感想なんで、実際は全然違ったとしたら、ゴメンナサイ。
後の人の印象やら、作品そのものへの感想やらは、また、書けたら後日にでも。