先日、録画していた金スマをやっと見れました。

テーマは「発達障害」。

母が「金スマが発達障害をテーマにやるみたいだよ~」と教えてくれました。


以下はあくまでも私の個人的な感想です。もし気分を害されるようなことがありましたら申し訳ありません。ご容赦ください。










22歳で発達障害と診断されたピアニストの野田あすかさんのお話を主にとりあげていました。

心に響き渡る綺麗な音を奏でる野田あすかさんのピアノを聴いたとき、思わず涙が流れました。

番組冒頭でそのピアノ曲を聴いたときは、発達障害でもこうした才能があるということは凄いよなぁ、と安易に思っていました。

でも、中盤であすかさんが曲を弾きこなすまでの楽譜の読み方や曲を頭に入れる方法を見て、もちろん才能もあるけれど、それを遥かに上回る並々ならぬ努力、地道な作業をされていると分かりました。

あすかさんは、そのままでは楽譜を読めず、全ての音符に独自の記号を付けていったり、音階を自分で発声して録音したものを書き写したり、カスタネットでリズムを覚えたりと、物凄い段階を踏んで、時間をかけて少しずつ少しずつ自分のものにしていっていました。

私も小さいころから高校生を卒業するまでピアノを習っていました。

ピアノを習っていたおかげで、手前味噌ですが唯一(本当に唯一なのです…w)音楽だけは得意科目で、自分自身の救いになっていました。

将来も、ピアノの先生になりたいという夢を漠然ともっていた頃もあります。

でも、高校生で進路を考えるにあたり、ピアノもダラダラと中途半端に続けてきただけだし、人に教えられるような技量もないし、音大にだって私には縁遠い話だとはなから諦めて、習っていたピアノも辞めてしまいました。

今回、大好きなピアノに一生懸命に向き合うあすかさんを見て、過去の自分を恥ずかしく思いました。

あすかさんの発達障害による特性は、聴覚過敏や、人の顔を覚えられないといった視覚での判別の難しさなどがあげられます。

また、学生時代の強いストレスにより、解離性障害という二次障害もあるそうです。

本当に色々なことを抱えながらピアノに、音楽にひたむきに向き合う姿に、頭を下げずにはいられません。

番組では、高校への進学はせず、15歳でコーヒー豆のお店をオープンした青年のお話もとりあげていました

総じて思ったことは、両親のサポート、バックアップも大切なポイントだなということです。

信じて、愛して、一番の味方でいること。とにかくそこを基盤にして、毎日を過ごしていきたいと思います。