モンゴルで迎える初めての朝
前夜の夕食が早めだったのでお腹ペコペコ
ホテルのレストランへ向かいます(全日朝食ビュッフェ付き)
夫からは「モンゴルで食事は一切期待しないで」と言われてたのですが、レストランに入ると先ず目の前に飛び込んで来たのが「Mongolian Traditional Diaries」と書かれたコーナー
憧れの乳茶(スーテーツァイ)と早速ご対面
乳茶とはモンゴルで代表的な日常の飲み物(今は都心部ではそれほど日常的ではなく、日常というより伝統と言った方が良いかも)。黒茶の磚茶を削りお茶を煮出し、牛乳やラクダ乳などの乳と塩を加え、好みによりバター等が加えられます。(モンゴルでは各家庭で専用ポットに入れ常備する習慣がある←都心部ではもうあまりこの習慣も少ないようです。)
ポットの形状なども良~く観察して…
茶葉は碾茶(紅茶というより中国茶のプーアール茶みたいな茶)なので水色(すいしょく)は薄めになります。
そして塩味なので、お茶というより「スープ」という感じ。
今回の乳茶はバター等も入っていなくて、ホテルのせいもあり割とクセなく作ってあるので、私はとても美味しく戴くことが出来ました。幸せ~~
これはアロール(アーロールとも)という、干したチーズというか酸味が強いのでむしろヨーグルトみたいなもの。これ、かなり濃厚な乳酸菌入り発酵食で、以前夫からお土産でもらって食べたら私のお腹には強烈過ぎたので今回は用心して食べません…
乳茶に興奮して、他のお料理をあまり見なかったのですが、やはり新鮮なフルーツや野菜は少なめですね。
この日はソテーしたマカロニ(味が結構濃いのでご飯と一緒に食べました。ダブル炭水化物)ソテーした野菜、ハム1枚とフルーツ
あと目の前で仕上げてくれるオムレツを夫から少し貰って…
お茶はイングリッシュブレックファストをストレートで(かなり薄め)
10時にお迎えが来るので、まだ時間たっぷり…
スフバートル広場周辺を散歩することにしました。
ウランバートルの象徴でもある巨大な国会議事堂の建物の中心にはチンギスハーン、左右にはオゴタイ、フビライの銅像があります。
チンギス・ハーン様アップ
かっこよすぎるチンギス・ハーン
広場の名前にもなっている「スフバートル」の象は中心にあります。
この像はスフバートルが1921年に中国からの独立を宣言してから25周年を記念して造られたもので、像の下にはその独立宣言時の発言がモンゴル文字で刻まれています。
中国からの独立後はソ連についで世界で2番目の社会主義国家となったので、ウランバートルの街の建物はその時代の影響が残っていてある意味エキゾチックな印象も受けます。
因みに、1921年のソ連崩壊後、1992年には社会主義を放棄して、議会制民主主義を採択、国名を「モンゴル国」として現在に至ります。
それでもまだまだロシアの影響が強く感じますが…
気候の話を忘れていました。
ウランバートルの標高は1350メートルとかなり高めなので、夏のこの時季でも特に朝晩は涼しいです。
街路樹は松(松マニアの私はまたまた興奮)
歩道には松ぼっくりが転がる幸せな風景…
まだ時間があるのでコンビニチェック
昨晩はホテルの近くの「CU」、今朝は「GS25」というコンビニへ。どちらも大体24時間営業。そしてどちらも韓国系のコンビニ(3年前あたりは日本のサークルKもあったのですが無くなったそうです)。どこのお店もそうですが、入口が狭くて店内が見えないのでちょっと入りにくいのですが(多分長い冬の防寒用ではないかと)一歩入ればフツーのコンビニ
韓国系なので、キンバとかプルコギ弁当とか美味しそうでした。
店内には食べるコーナーもあり、若者がいっぱいでした。
多分此処で朝ごはん食べて出勤するのでしょうね…
お茶コーナーもなかなか充実。初見のお茶もありました。
モンゴルに行ったら飲みたいと思っていた「チャツァルガン(サジーとかシーベリーとかとも言われますね)」のジュース
モンゴルでその果汁は『Yellow Doctor』とも呼ばれ、豊富なビタミンやミネラルと強い抗酸化力を持つ木の実のジュース
早速コンビニで購入して飲んでみます
う~~ん…酸味がかなり強くてなかなか野趣あふれる味わい、美味しいジュースというより体のために少し無理して飲むドリンクみたいな…
それでも忙しくなるこの日に備えビタミン補充も完璧
そろそろお迎えの時間なので、メイクも直してややビジネスモードに調整して臨みます
つづく…
おまけ
チャツァルガン、日本ではサジーという名称で販売されていました。
アロールは人間用では見つからなくて、ペット用で販売されていました