墓石にとって一番重要なのは何でしょうか? | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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手入れをしなくても長持ちするお墓が良いのでは?

 

これからお墓を建てよようと考えてる人は何を重視するんでしょうか?

 

  • 価格
  • デザイン
  • 構造

このいずれかか、全てか。

 

私のブログを読んでる、読んだことの」ある人は

「墓石の構造」がいちばん重要だと書いてるのを見られたと思います。

 

 

お墓の構造とデザイン、施工の記事

 

構造が大事だとは言ってきましたが、なぜ構造が大事なんでしょうか?

 

その理由を考えてみましょう。

 

手入れがいらないとは掃除をしなくてもいいというわけじゃなく

建ててからの修理がほぼ必要ないという意味です。

 

 

一度建てたら長持ちするお墓を建てた方が良いのではないでしょうか?

 

私が重視してるのは

  • 納骨室に雨水が入らない。
  • なるべく石をつなぎ合わせる箇所を少なくする。
  • 構造重視は舞台・外柵。

とにかく建てたら壊れないお墓が一番良いと思っています。

石やデザインよりも重視すべきではないでしょうか?

 

お骨は土の中に埋めていたこともあり納骨室は地下、

納骨室に雨水が入っても何も問題がないというのは実は正解です。

 

富山のお墓も昭和40年代以前に建てられたお墓は日本各地で見られるお墓と同じ構造です。

雨水も入りますし時には納骨室の中に水が溜まっていることも。

(実際に何度も見たことがあります。)

 

 

お墓本体とは、

日本各地は和墓で上三段、洋墓で上二段が基本で蓮華やスリンが付け加えられます。

対して富山なんですが和墓上三段と納骨室を含めてが墓石本体です。

基本的にぜんぜん違います。

(最近はよく似た形の墓石も見ますが)

 

日本各地の墓石においては「外柵」を構造重視にすることが大切だと思います。

(丘カロートと呼ばれる墓石)

小さな区画は外柵は設置されず巻き石だけのことも。

(地下カロート)

 

富山の場合は墓石本体も当然ですが「舞台」のほうを重視すべきです。

 

 

 

羽黒石材工業㈱ の中野さんも構造重視を考えられるようになられたようです。

 

中野さんが富山に来られるということで高岡で会うことにしました。

物凄い大雪で吹雪いてるので街を出歩くのは大変だと思って

刺身でホテル飲みにしました。

 

 

ブリ、マグロ、ザス、です。

 

中野さんはその時のことをブログに書いてくださいました。

中野さんは口先だけの私のような営業マンではなく、

基礎工事や墓石加工に精通されてる方です。

 

ブログの記事を見て関東全体から問い合わせがあります。

 

 

お墓の納骨堂に水が入らない構造について、富山県から教わったこと

 

茨城や関東のお墓は富山のお墓とは根本的に構造は違います。

 

酒を飲みながら

「なぜ納骨室に水が入るような構造が未だにあるのか?」

と話しながら

「関東で先陣を切って納骨室には絶対に雨水は侵入させない墓石を作ったらどうか?」

と提案してさらに話し合いました。

 

関西では第一石材さんがいち早く納骨室に雨水が入らない構造の墓石を考えられ

特許も取得されています。

 

雨水が入らない墓石を建てるということは

  • なぜ納骨室に雨水を侵入させないのか?
  • どのように構造を工夫しているのか?
  • 使う石が増えるので少し価格が高くなることの説明

以上のことを施主と何度もあって説明しなくいてはなりません。

 

これ、売り上げしか考えてない墓石営業マンに出来るんでしょうかね?

元々がボッタくり価格であるわけですし、

わざわざ構造を説明してさらに価格を吊り上げるよりも

さっさと終わらせて次の客に取り掛かりたいというのが本音でしょう。

 

中野さんには丁場の石材店としての話をたくさん聞きました。

 

「関東が拠点なんだから必ず需要があります。」

と話しました。

 

石材店と契約した施主は雨水が納骨室に入ってしまうことは知りません。

石材店は当たり前のことだと施主には話していません。

 

もしお墓には雨水が侵入するんですよと石材店がお客様に話したら、

「なんとなく嫌だわ。」と思うのが普通ではないでしょうか?

 

丘カロートの場合は納骨室の入り口をノロかシリコンなどでかためれば

雨水の侵入は防げるようになってる場合もありますが

地下カロートは確実に雨水が侵入してしまうでしょう。

 

 

なぜ外柵の構造を重視しなくてはならないのでしょうか?

 

和墓は上三段だけです。(芝石は墓石本体ではありません。)

「才数」を考えた場合、圧倒的に外柵の方が才数は多いです。

使う石の量が多いわけです。

 

それで外柵を重視するわけですが考えてみりゃ当たり前です。

基礎の上に外柵が設置され、その上に墓石本体が設置されるわけですから。

 

富山の場合(呉西地区)、

墓石本体の納骨室をくり抜きにしても舞台の構造が良くなければどうでしょうか?

 

墓石本体より舞台の方が先に修理しなくてはなりません。

 

家で考えてみましょう。

家は大工さんに建ててもらって万全です。

しかし基礎がダメだったら、、、

 

建てかえる前の私の家は今では考えられない太い大きな材木を使っていました。

今なら古民家と呼ばれるものです。

基礎がダメだったんです。

 

 

たまにですがお寺の基礎部分を修復してる工事を見るんですが1億ほどかかります。

(それ以上かかることもあります)

 

お墓の場合だと基礎がダメならすべて解体して墓石の組直しをしますが

たいていの場合は新しく建て替えとなります。

(最近のお墓は壊れませんけど)

 

 

今まで建てたお墓の中で
「こんなに早く建て替えなくてはならないのか!?」
と思ったのは建ててから僅か18年の施主の方でした。

 

18年ですよ。

色々事情があったんですが構造に問題があって建て替えることを決められました。

 

基礎を含めて構造がダメだったんです。

その方は「我慢ならん!」と思われたのです。

 

最初のお墓を建てたときに的確なアドバイスを説明してもらって

構造についても説明をうけていたとしたら、、、

お墓を建て替えることはなかったんじゃないかと思います。

 

 

 

まとめ

 

墓石の構造について精通しているのは石材店でありますが、

その石材店としても構造に関しては無頓着な場合も多く

商談時には何も説明していないのです。

 

あなたが石材店と商談してた時に何を聞きどんな説明を受けましたか?

 

構造を良いものにしたら使用する石の量は増え、

価格も上がることになります。

 

今回は構造についての記事を書きましたが

使用する石や施工などもきちんと説明してもらわないと

安心してお墓を建てられないんじゃないでしょうか?

 

誠意をもって応対してくれる石材店を選んでくださいね・