数ヵ月前のある日のこと。

 

娘の通う小学校で「進路希望調査」があり、中学受験を希望すると回答した家庭には、ある1枚のプリントが配られた。

 

そのプリントに、受験校(第1志望から第3志望を明記する)、入試日、調査書の要否などを記入して、学校に提出するようにとのこと。

 

おそらく、小学校としては推薦書や調査書の作成準備のために、このような事前調査を行っているのだろう。

 

ちなみに、この辺りで志願者が多い県立中高一貫校の受検には、小学校の調査書が必要である。

 

大多数である県立中高一貫校の受験生向けなのかわからないが、この調査書を受け取った後の指示が妙に細かい。

 

要約すると以下の3つである。

 

1.まず出願手続きが完了したら、受験番号を担任に必ず連絡してください。


2.合否の結果については、発表当日に担任に必ず報告してください。


3.出願を取りやめる場合は、直ちに担任に報告し、調査書を必ず返却してください。

 

子どもたちの受験番号や合否の結果をすぐに知りたいなんて、子どもに関心があって、中学受験にとても熱心な小学校なんだなー。

 

 

 


・・・そんなわけない。

 

 

 

 

これは子どもに関心があるのではなく、きっと「調査書」の行方が気になっているのだ。

だって受験番号を聞く意味なんてあるかなー。

 

『調査書が目的外使用されたり、勝手に開封されないか・・・』

 

ずばり、これが心配なんじゃないかな。

 

ところで、中学入試の合否の結果を、いつどのタイミングで子どもにどのように伝えるかは、とても微妙で悩ましい問題と思う(子どもが合格発表の場にいない場合)。

 

その後も入試が続く場合は、子どもの気持ちが切れないように、細心の注意を払って、子どもと向き合う必要がありますしね。

 

心のケアが必要な場合もあるかもしれない。

 

小学校の指示は、子どものことより「調査書」のことを心配しているのではと、勘ぐりたくもなる。