実家には先代?から伝わる古い蔵 (実は単なる安い物置です!) があり、昭和時代の懐かしいものが眠っている。。。
長い時を経て、昭和時代の懐かしい学校パンフレットが発掘されました
で、その学校とは、、、
巣鴨。
都内男子校の代表格ともいえる私立中高一貫校。
巣鴨といえば質実剛健をうたう男子伝統校で、
柔剣道に加えて、数々の伝統行事が有名ですね。
少し前に、ブログに巣鴨の説明会のことを書かれている方がいて、
久しぶりに記事を書いてみようかなと思いました
▼2017年の東洋経済の特集で、巣鴨の伝統行事である大菩薩峠越え競歩大会が特集されていました。この記事を読むと、巣鴨の世界を垣間見ることができますよ
さて、昭和60年代の巣鴨のパンフレットを見てみます。
まず表紙をめくると、知る人ぞ知る長きにわたり校長を務めたカリスマ性のある前校長先生が出てきました。このメッセージに書かれている巣鴨精神は今でも脈々と受け継がれているのでしょう
そして、巣鴨といえば数学教育。
当時のパンフを読むと、学校として数学にかなり力を入れていたことが読み取れます。
ここで興味深いのは、中学から入学した生徒は、中2で巣鴨高校の入学試験を力試し💪で受験していたこと。
何と、中2生が都内の成績トップ層が受験していた高校入試の一般生の平均点を上回っていると書かれているのです
▼昭和60年代の巣鴨高校の難易度。主な併願校は海城、早大学院,、城北でした。
高校から入学した生徒は高3から合流するとありますが、このような状況では、中学入学組に追いつくのがかなり大変だったのではと思います
また、昭和60年当時の巣鴨中の通学地域が書かれていました。東京51%、埼玉23%、千葉22%、神奈川3%、茨城1%。この当時は生徒の約50%が都外から通学していました。
この数字を現在のデータと比較してみると、千葉と埼玉の割合が高かったようです。昭和60年代、千葉と埼玉には難関私立中は皆無でした。
成績上位層を中心に、千葉と埼玉から都内私立中に大量に流れていたことが、この通学地域分布からも読み取れるのです。
近年、巣鴨は算数1教科入試で話題になっており、それに影響を受けているのか、他の入試日程(I期~III期)も、ここ数年で急に難化が進んでいるようです。SAPIX偏差値なので、信ぴょう性が高く、巣鴨の人気が高まっているのは確かなようです。
昭和60年代に中学受験した世代にとって、巣鴨は印象深い学校なのです
▼以前に算数入試と巣鴨という記事を書いていました。ご興味ある方はどうぞ。