親子旅の目的は、祖母谷温泉小屋。
黒部峡谷の源泉が出ている場所で、祖母谷温泉はまさにその場所に建っている。
トロッコ電車の発着駅である宇奈月温泉は、この祖母谷温泉から湧いている湯を引いている旅館やホテルも・・・多分多いのだろうと思います。
調べてないから定かではないけど(汗
トロッコ電車の終着駅である欅平からゆっくり歩いて約1時間の所にある祖母谷温泉のこの地には、この山小屋1軒だけがひっそりと営業している。
まさに山小屋!って感じで、ここから白馬岳や唐松岳へ登山に出掛ける方の拠点にもなっている。
この日の宿泊客は、私たち家族の他には、7人ほど。
そのうち一人は、どうやら居候みたいな人で、残りは登山客のようだった。
携帯の電波が全く届かない場所で、テレビも見ず
温泉には3回入り(笑
欅平の売店で買ってきた日本酒を飲みながら
ゆったりと過ごせた時間でした。
翌朝、下山する前に小屋のすぐ側にある「祖母谷地獄」へ行ってきました。
ここから小屋へは50mほどしか離れてなくて、
ココから引いているお湯は、露天風呂に使われているそうで、内湯は小屋の敷地内から湧いている温泉だそうです。
祖母谷地獄は、あちこちからお湯が湧き出ていて
その温度は98度にもなるらしく、湯気が立ち込めています。
この河原から湧き出ているお湯と、川の水を混ぜて
自作の露天風呂を作って入る人もいるそうですが・・・
何しろ、源泉が熱すぎて、手が届く川の水までもが熱かったので
混ぜたとしても、入れる温度にまで調整するのは難しいだろ!って感じでした。
夜中じゅう雨だったにもかかわらず、この水のきれいさと
河原に立ち込める湯気。
すごい所だ!と思ったのと、
祖母谷温泉は、このお湯が枯れない限り
ずっと営業を続けていって欲しいと思いました。
携帯の電波も圏外というのは、結果的に良かったと思いました。
その分、雑音が無くなり、話す事が多くなりました。
1泊2日という短い時間だったけど、心地よい疲れと源泉に癒され
静かな時間を持てた事で、穏やかな気持ちで娘を送り出す事ができました。
でも、
ラインの存在があり、ちょこちょこ連絡は来ますので(笑)
時差8時間というのを除けば、
すぐ近くに居る感じがする。
だから、そんなに寂しく感じないというか・・・
ほんとに娘はモロッコにいるのか?
と、時々疑いたくなってくる事もあったりする(笑