Q&A4014 不育治療で相談 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 第一子を33歳の時に体外受精で妊娠、出産後、17週、12週と2回後期流産をしました。2回とも突然の子宮内胎児死亡です。1度目はNIPT陰性、2度目はPOCで染色体正常でした。


1度目の17週流産後に、不育症認定医のクリニックで検査を受けたところ、結果と提案された治療法は以下の通りです。
 12因子53%→バイアスピリン
 M−CSF<78→ピシバニール
その後、採卵し再度妊娠しました。ピシバニールは移植前に打たなけばならず、間に合いませんでしたが、バイアスピリンは移植後から服用しました。その後、妊娠6週頃に出血があったのでバイアスピリンも服用中止しています。

不育症の検査をした病院が閉院してしまったので、リプロ大阪を受診しようと思っています。以前受けた不育症検査結果を持参して、ピシバニールとバイアスピリンは処方いただけるのでしょうか。母体の原因であれば、次回も繰り返す可能性が高いでしょうか。

 

A 2回とも染色体正常とのことですので、原因不明不育症にあたります。リプロダクションクリニックでは、ピシバニールもバイアスピリンも対応可能ですので、外来を受診してください。

 

なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。