嬉しい報告:Q&A後リプロ大阪で不育治療 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

2017.3.18「Q&A1399 流産2回、出産1回」で質問した者です。

ご報告が遅くなりましたが、松林先生のおかげで、2018年2月、38週0日に予定帝王切開にて無事元気な第二子(男児2950g)を出産することができましたのでご報告させていただきます。
質問してから回答待ちの間に、流産胎児絨毛検査の結果が出、染色体正常と判明しました。私としては「これはもう不育症に違いない。ヘパリンなどの対策を追加しない限り、このまま移植を続けても流産を繰り返すだけなのでは?」と強く思ったのですが、地元クリニックの主治医からは「一人出産しているんだから、不育症のわけがない。不育症検査をしても無駄だと思う。」と言われました。これまで松林先生のブログで勉強してきた私は全く納得できず、2017年1月末にリプロ大阪を受診することにしました。初診ですぐに不育症の血液検査をしていただき、3週間後結果が出て、私の場合は胚移植日から16週までのヘパリン、28週までのアスピリン、糖質制限が必要との指示をいただきました。
その後、地元のクリニックで凍結胚移植を受けながら、リプロ大阪で処方のヘパリン等を使い(地元のクリニックからはヘパリンの使用を反対されていたため内緒で使用)、3回目の凍結胚移植で陽性が出、途中トラブルもなく無事出産することができました。
リプロ大阪までは飛行機を使わなければならないほど遠方で、しかも便数が少ないので必ず宿泊しなければ通院できなかったのですが、松林先生が検査結果をメールでお知らせしてくれるなどの配慮をしてくださったおかげで通院回数を必要最小限にでき、初診を含め6回の通院で済みました。
また、毎回松林先生に診察していただいていたのですが、私が沢山様々な質問してもいつも明確に回答していただき、いつも迷いのないすっきりとした気持ちで次の治療に向かうことができました。松林先生のブログがなければ、地元クリニックの主治医の話に疑問を持つこともなく、リプロ大阪に通院することもなく、2人目の子にも会うことができなかったのだなあと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。大変お忙しい毎日とは存じますが、これからも不妊と不育に悩む全国の方に向けてブログを続けていただけたらと思います。本当にどうもありがとうございました。

 

コメント:私のブログとリプロで出産に至り大変嬉しく思います。「やるべきことをしっかりやる」これに尽きると思います。