「折り紙探偵団コンベンション」
今年でなんともう22回数えるらしい。
去年初めて王子と行って、ぜったい来年も行く!ということで参加。
特に今年は、2日間。(二人で8000円。1日でも2日でも一緒)
12日のうちに実家へ入り、13日朝早く出て行った。
会場は去年と同じ東洋大学。
あーこんなだった。
去年のことだから記憶に新しい。
会場に入ると、もうすでに人がいっぱい。
400人超えの折り紙フリークたちが全国から(海外からも)集まってる。
まずはー。
午後からの折り紙教室の履修科目を選び、希望を出す。(大学みたい)
午後は4コマの授業があって、それぞれの時間帯で受けたい教室を選ぶ。
王子も真剣そのもの。
ちなみに、教室で教える作品展示の一部はこんな感じ。
★で難易度が表示されており、★3つとなるとかなり自分には厳しい。
しかし王子は難しいのをやることに意義を感じており、あえて挑もうとする。
履修届を出し、希望通りの授業が取れた。
そして昼休み。コンビニで買ってきたパンをソッコーで食い、お目当てのここでしか買えない本を購入。
王子によると、この作者は折り紙の世界では「神」らしい。
ずいぶん高いなと思い、ネットで検索すると・・
なんとこの本、19000円でオークションで売られている。
(ノ゚ο゚)ノ
なんて世界だ・・。
さっそく本を開いて昼休みの時間で一つ仕上げていた。
そして。
ツワモノたちが展示している作品群の部屋に。
その一部をここに。
もはや折り紙ではないな(^▽^;)
それを興味津々に眺めてまわる王子。
そして、午後の折り紙教室開始。
1コマ目はユニット作品。「ちどり」★★
この先生、偶然だけど去年も受講した人だった。
愛知県36歳独身。
去年も35歳独身とのことで始まった。
(自虐的自己紹介はこの業界の掟なのだろうか・・)
2コマ目。「白くまの帽子」★★★
王子的には難易度、作品のクオリティ的にも好きな感じだったという。
専門用語が頻発し、父ちゃんは後半ついていくのを断念。
「つるの基本形」「魚の基本形」「なかわり折り」「つまみ折り」「沈め折り」・・・
わからない
┐(´∀`)┌ヤレヤレ
これはこの教室で王子が一番ついていっていた。
先生からも一目置かれる少年となっていた。
3コマ目「コウモリ」★★★
なんとこの時間は折り図でなく、展開図一枚のみ。
いんやー。
ムリっす。
先生的にも、これを45分で教えるのは無理があったようで・・
補習。
4コマ目を取っていなかったことで、幸いにも王子は完成させることができた。
ということで1日目終了。
ものすごい頭を使う、疲れるイベントだ。
授業1コマが、集中してるとあっという間に過ぎる。
実家へ。
翌日、朝8:00に出発。(どんだけ熱心なのかと)
再び。
今度は朝からビッシリ5コマ。
10:00に履修希望を出し、10:40~一コマ目が始まる。
(王子は昨日の復習に余念がない)
1コマ目「キリン」★★
これがまたなんと、愛知県独身36歳の最初の先生だった。
2コマ目「放浪鼠」★★★
ちなみに王子は、自分がひとつ折る間に4つ折った(゚ー゚;
本当は、この2コマ目は王子的には別な教室を第一希望としていた。
昼休みを迎えると、王子がそわそわしている。
何かと聞くと、あの受けられなかった授業の折り図か展開図がほしいという。
なるほど。
ならば、今しかチャンスはない。
昼休み中にその先生を探し出して、頼むしかない。
黄色いTシャツのスタッフにその先生の名前を告げると、たぶん展示室にいるという。
そこまで連れて行ってもらう途中、黄色Tシャツのスタッフは言う。
僕もあれ、受けたんですけど相当難しかったですよ。
展開図だけで、ほぼ何も言わない教室だったんで・・
めでたくその先生(といっても学生さんのよう)がそこにいて、に王子を合わせる。
あの、さっきの授業受けたかったんですけど定員いっぱいで・・
できれば展開図をもらえないかと・・
あ、実はもうないんです・・
うーんどうしようかな。
わかりました、今からコンビニいって出力してきます。
ちょっと待っててください。
といって、わざわざコンビニまで行ってくれた。
王子に100円を持たせ、入り口で待たせていると、めでたく手に入れて帰ってきた。
王子はそれを大事そうにカバンにしまう。
さて3コマ目。「chiken」★★
簡単だからか、王子はあえて1/4の大きさで折っていた。
(左が王子、右が自分の作品)
4コマ目。「四葉のクローバー」★
京都のおじさん先生で、普段は妙齢の女性に教えているという。
その方々のニーズは、「簡単で見栄えのするもの」。
複雑なのはダメらしい。
たしかに、この教室だけ客層が違った。
四角い折り紙を使うのではなく、長細い折り紙を使用。
時間をたっぷり使って、簡単なことをさらにわかりやすく教えてくれた。
5コマ目「こぎつね」★★★
ここは2日間の集大成。
専門用語もかなり理解してきた。
先生の教え方もよかった。
相当難易度は高いようだったが、自分も王子の助けを借りずに完成させることができた。
うーん充実感。
我ながらこの「こぎつね」は完成度高かった。
王子はここでも優秀な生徒らしく、隣の外国人のナイスミドルに教えていた。
授業終了後、折り紙フリークたちが自然と集まり、そこかしこにサークルができる。
2日間の最後、同じ価値観を持つ仲間同士のふれあいの時間。
王子、水を得た魚のよう。
東洋大学、また来年もくることになろう。
お盆の恒例になりつつある。
これが今回の作品群。
まぁしかし、よく集中した2日間だった。
いやー。
でも。
この世界、すごい。
きっとみんな空間図形とか、すごいイメージ力なんだろうな。