数か月前の話になりますが

雲梯について調べられているかたから

『うなで(雲梯、雲堤)の謎』の記事に

コメントをいただいていました。

 

 

そのおかたは

くるま座さんと仰り

春日市で定食と喫茶店をされています。

SNSもブログもされていないかたの

ようですが

拙ブログにコメントを残すために

アメブロのアカウントを

作って下さったようです。

 

くるま座さんにとって

我が国で最も古いと伝わる神社のひとつ

大己貴神社近くに鎮座する奇志神社が

神社・歴史を調べ始める原点で

特にそちらの狛犬のような石が

原点とのこと。

私も行ってみることにしました。

 

きしじんじゃ

住所:福岡県朝倉市楢原664

 

 

奇志神社と大己貴神社の位置関係

甘水の銘水と秋月とうふ家も範囲に入れてみたw

 

奇志神社は

大己貴神社の鬼門に位置しているかのよう。。

そして、雲梯の記事に書いた八幡宮は

裏鬼門に位置しているかのよう。

奇志神社の「奇」は鬼門のことかも?と

思ったりしました。

漢字は違いますが。

奇門遁甲(きもんとんこう)という

中国で伝わる占術がありますけど

関係あるかな?なさそう笑

 

奇志神社。

私は今までに

社名だけは地図上で拝見したことが

ありましたが

興味を持ったことはありませんでした。

なにやら

神社研究家さんの間では

人気の❓神社さんのようです。

奇志神社の鎮座している場所は

楢原といい、小字は「中谷」です。

このあたりは昔、お寺が多かったのか

近くの小字に「下法寺」や「上法寺」

があります。

『楢原下法寺遺跡・隈江楠木谷古墳』

という文献が

奈良文化財研究所や日本考古学協会に

保存されているようです。

ネット上での情報は

無いに等しいくらいですが

この辺りは遺跡があったと思われます。

⇧社殿の斜め後方の

池の跡のような場所

社殿

私には神社に見えず

納屋か小屋だと思いました。

表参道に回ってみました。

 

以前在ったと思われる鳥居は

 

バラバラの状態で端っこに

置かれていました。

 

狛犬のような石

そしてこちらが狛犬さんのような

対で置かれた石です。

このような石は伊勢神宮の御垣内や、

大和の大神神社近くの大神社でも

確認済みとのことです。

上から見ると片方は

カッパ狛犬のようにてっぺんが

凹んでいました。

河童の姿ということではなく
頭天に窪み(凹)のある狛犬は
「カッパ狛犬」と呼ばれているようです。

 

この大まかに削られたような

石(岩)が何を意味しているのか

私にはわかりません。

伊勢神宮や大和の地にも

同じような石があるのであれば

もしかしたら

何かの”しるし”なのかもしれませんし

石同士が

共鳴しあっているのかも…と

思ったりして。

 

私自身は

天然石やパワーストーンなど

身に付ける人間では

ありませんが

石や岩自体、

太古の時代から通信機のような

役目があったのかもしれないと

思っています。

巨石パークへ行ったときに

そのような感じを受けました。

 

 

 

境内のイチョウの木

 

 

 

拝殿

注連縄も鈴緒も傷んでいます。

 

◆御祭神◆

大己貴命、少彦名命

 

ピンボケですが真ん中の蟇股

蓮か蓮華でしょうか。

扁額

薄っすら「奇志神社」とあります。

くるま座さんが撮られた画像は

文字がくっきりしていました。

縁起

近くの甘水の銘水にもありましたが

この辺りは天台宗の開祖、

最澄さま縁の地のようです。

こちらは「謎」とされている絵馬

盲僧の宴の様子

一人一人のお名前が記されていた

形跡があります。

しかし、今はお顔と共に消されています。

 

 

 

 

平成に入って奉納された絵馬もありました。

 

社殿の右手より奥の

一際高いところに

3つの石祠がお祀りされています。

手前のお堂

 

 

 

3つの石祠

祭祀の情報なし

 

3つの石祠の前に何かの跡があります。

 

大正天皇ご即位記念樹の石碑

 

セミの抜け殻

 

今年の夏

有名なわらびもち専門店

「松本茶屋」へ行きました。

そのお店の近くに竹が四方八方に

生えている場所があり、

その光景が異様なので

以前から気になっていました。

8月初旬、はじめて

車から降りて散策してみました。

車の中から見た時は

金明孟宗竹かと思っていたけど

そうではなさそう❓

この辺りの地名は

阿志岐(あしき)と言います。

竹林の裏手には古代山城のある

宮地岳

北側には神功皇后縁のお山

宝満山があります。

 

歴史に疎い私でも

阿志岐(あしき)という地名が

なんだか重要な場所のように

感じていました。

 

そして、

「阿志岐」「神様」で検索したところ

綾杉るなさんのブログが一番上にヒットし

そのなかにくるま座さんのお名前が。

2012年の記事です。

 

よくよく読んでいると

真鍋大覚氏著書の

『儺の国の星』は綾杉るなさんの

愛読書ということで

広まっていたと思っていましたが

元々は、くるま座さんが

るなさんにおススメされたご本だったようです。

生前の真鍋大覚氏から

直接講義を受けられていたと

ご本人から聞きました。

 

※現在は「儺の國の星 拾遺」の再販もされています。

 

奇志神社参拝から数日後

くるま座さんへ行ってきました。

JR春日駅の目と鼻の先にあり

素晴らしい立地のお店です。

くるま座定食

 

普段、玄米ご飯は食べない私ですが

ちょっと苦手

全部とっても美味しかったです❣

どうやったらあんなに美味しく

玄米ご飯が炊けるのだろう?

全体的に薄味なのだけど、

コクがあるというのか

満足感がありました。

汁ビーフンもいただきましたよ。

くるま座さんからは

「食べられますか?」と驚かれましたが

全部残さずいただきました🙏

 

くるま座さんは

お昼は玄米定食など、

自然食を出すお店の経営者さん。
裏のお顔は古代祭祀線と地震雲の研究家さん

 

生前の真鍋先生の背中をご覧になり

「研究はお金儲けでない」と

思い至ったそうです。

現在はご自身ができることを

されていると仰っていました。

くるま座さんのご友人の著書

 

 

ありがとうございました🙇