セルティック VS ハイバーニアン (2-0)

■雑感
久しぶりに「しっかり」と勝ちきった印象。
やはり強いチームというのは武器がある。
マックギーディーのドリブルだったり、マクドナルドの決定力だったり、、、
そして今日は中村のセットプレーであった。

強い側が簡単にセットプレーで先制できると やはり楽に試合を進められる。
ハイバーニアンも必死に走ってかなりのチャンスを作ってはいたが、追いつくために無理をした結果、最後には疲労してしまい、決定的な2点目を献上し力尽きた。

セルティックとしては奇跡的な逆転優勝へ向けて、連勝を続けているのは流石だ。
レンジャーズはここから週2ぺースで試合が続く。
最終節まで目が離せない展開となってきた。

■総評
試合は前半から早いペースで進んでいった。
まずはハイバーニアンが早いカウンターから決定的なシュートを放つも、ボルツのファインセーブに合う。
逆にセルティックもマクギーディーのドリブルやクロス、シュートなどでチャンスをつかむ。
中村も、CKからチャンスを演出していた。
そして前半のうちにCKからマクマナスが頭で合わせて先制。

今期も何度も目にしたシーンだが、やはりセットプレーの精度は驚異的だ。
あわせるほうも信じて動いてると思える。
マクマナスも下がりながらのヘディングでよく合わせてきた。
また前半40分過ぎにはFKから直接シュート。
左足には不向きなペナルティの左サイドからの遠めの距離だったが、良く曲がったボールはGKの手をかすめて、惜しくもポストをかすめていった。

後半はかなりのセルティックペースで試合が進む。
だが、何度もあった決定的チャンスを外し続け、逆にピンチを招くシーンもあった。
中村はいつもより簡単なシーンでのミスが目立ったものの、要所ではピタっ!と合わせるクロスや、中央を真っ二つに切り裂いたスルーパスなど、随所に持ち味を発揮した。

簡単なミスは、いつもより簡単に試合を進めれていたが故の集中力の欠如とも思えるが、運動量が落ちる後半には致命傷になりえるので、十分に気をつけてもらいたい。

最後はロブソンのFKから相手DFがそらしたボールにマクドナルドがしっかりと詰めて2-0。
運も味方につけてしっかりと完勝したセルティック。

残すは最終節だけである。


■選手評価
ボルツ 8.0 抜群の存在感
安定感、思い切りの良さ、ともに文句のつけようが無い。
味方の安易なミスから招いたピンチもしっかりとファインセーブ。
まさに守護神であった。

ウィルソン 5.0 久しぶりの先発
それなりに走れてはいた。最後には惜しいクロスもあった。

コルドウェル 5.5 いつもよりは×
強さは見せていたがチーム全体として連動した守備は出来なかった。

マクマナス 6.5 値千金
値千金の先制ゴール。守備ではやや組織が破綻していたのが気になる。

ネイラー 4.5 噛み合わず
一時期より運動量は戻ってきたが、クロスは最後まで味方に合わなかった。
貴重な左利きSBだけに奮起を期待したい。

ハートリー 6.0 引き締め役
中盤を引き締めた。
レノンが去ったあとの新しい中盤のアンカーとして期待できる働き。

ロブソン 6.5 攻守に激しく
セットプレーでの危険度、中盤の守備ともに及第点。
難点はドリブルが遅すぎる点か・・・自分で仕掛けなくても・・・

中村 6.0 違いを生むプレーを
先制アシストは流石。随所に好プレーが見られた。
だが、良い位置でのミスも目立った。
もっと違いを見せ付けるくらいの働きを彼には期待したい。

マクギーディー 5.5 今日は囮
ドリブルの巧さは相変わらず高い。
だが今日はそれが相手DFにとって脅威にはならず。
いつもと違ってマクギーディーで絡んでおいて中村側のサイドで決定機を作るという流れであったので、それはそれで良し、か。

マクドナルド 6.0 決定力
その他の決定機でのミスもあったが、2点目は非常に有意義な得点だった。
得点という意味では結果を出したといえる。

VOへセリンク 5.5 ポストは安定も…
ポストプレーはそれなりにこなしたが、スピード不足が目に付いた。
ヘディングという武器もあるのだが、クロスに飛び込む動きが少なかったのは頂けない。

サマラス 6.0 活発な動き
前線に運動量をもたらす貴重な駒となり始めた。
簡単に奪われるシーンや、抜いたのにラインを割ってしまうなど、基本的な技術に?を感じるシーンもある。
だが、強烈なシュートで得点機を演出するなど、チャンスにしっかりと絡んでいるが故のミスと捉えたい。

シェリダン - 採点対象プレーなし