セルティック － レンジャーズ （3－2)
■総評
激戦・・・と言えば聞こえは良いが、サッカーの質としては決してハイレベルでは無かった。
そういう意味ではいつものオールドファームダービーの様相。
いつものように激しいボディコンタクトの中で、パスが繋がらない。
そんな中前半早々にヘッセリンクの落としからマクドナルドが抜け出して先制！
だがレンジャーズの運動量の前にじょじょに劣勢を強いられる。
FWから連動したチェイシングを見せるレンジャーズの前に押され続けボールを前に運べない。
DFも焦って雑なクリアボールを蹴るばかりで攻撃に出れない。
無理なロングボールばかりでは簡単に相手ボールにするだけだった。
そしてコーナーキックから連続で失点・・・あっという間に１－２と逆転を許してしまった。
だが、ここで焦らなかったセルティック。
数々の逆境を越えてきた勝者のメンタリティが垣間見えた気がする。
じっくりと自分たちのサッカーを取り戻し始める。
逆に逆転したことで勢いが衰えたレンジャーズを攻め立てる。
だが無理なロングボールを蹴るのではなくしっかりとつないでサイドのマクギーディーからのセンタリング、ヒンケルからのクロスなど、しっかりとした攻撃を見せる。
そんな中 前半終了間際にはマクギーディーのドリブルからポストに入ったマクドナルドへ。後ろを向いてキープしたマクドナルドは右足で反転しつつ、ペナルティエリアの端から逆サイドへのシュートを放ち、ループ気味にドライブのかかったボールはサイドネットへ！
見事２－２として前半を終える。
後半、勝利しか目指していないセルティックと、最悪引き分けでもほぼ優勝が決まるレンジャーズの意識の違いがモロに出た。
一気に攻勢を仕掛け、中村も所々で前線へのセンスあるパスを披露した。
だがこの試合の主役はやはりマクドナルドであった。
前線にふわりと浮いたボールにしっかりと身体を入れて前を向く・・・
たまらず後ろから押し倒したDFにイエローカード。
そして得たPKをロブソンがしっかりと決めて ３－２ ！
この後は互いに多少のチャンスはありながらも最後までしっかりと守り通したセルティックが勝利。
3試合多いレンジャーズとの勝ち点は５。実質は－４。
つまり優勝には１敗１分 以上の他力を求めることになるが、シーズンの最後にして、しっかりと必要な勝利を収め、ダービーに連勝したことは、チームの自信になるだろう。
監督や中村自身の去就にも影響しそうな大事な試合だったがしっかりと勝ったことは評価に値する。
中村はこの試合はいつものダービーのように活躍しきれなかったが、それでも攻守にしっかりと走りきっていて、チャンスの時にはフリーエリアへのランニングもサボらず続けていたことは評価できる。
残念ながらチームメイトは前への意識が強すぎていいタイミングでパスが来なかったが、これを続けていくことが大事だろう。
日本へ戻ってくる噂もあるが、チャンピオンズリーグのこともあるし、もう少し欧州でのプレーを見たいものだ…
■選手総評
GK
ボルツ 6.0 いつも通り
CKからの失点は仕方ないか。それ以外のミスも殆どなく及第点。
DF
ネイラー 5.5 もう少し…
クロスの精度やマクギーディーへのフォローには不満が残る。
コルドウェル 6.5 さすがの奮闘
攻守に奮闘。守備での強さに加えタイミングの良い攻撃への展開を見せた。
マクマナス 6.0 怪我が残念
守備では破綻を見せなかったが、セットプレ－のマークは甘かった。
怪我は残念だった。
オディ 5.0 緊急出場も…
急な出場で、判断の遅さからピンチを迎える場面も。
1対1の強さは見せたが全体的に経験不足を露呈。
だが何とか乗り切った。
ヒンケル 5.5 判断ミスが・・・
攻守に奮闘も、攻撃時の判断ミスが多かった。攻撃参加のタイミングはいいが、フリーな選手ではなく無理に前に出すパスは周囲の負担に。
MF
ハートリー 6.5 激しさは武器に
中盤の守備を引き締める激しい守備を見せた。
前半はプレッシャーに負けてパスミスもあったが後半は盛り返した。
ロブソン 6.0 PKで決勝点
PKは精神力の強さを見せた。前半は噛み合わないも後半はしっかりとフィット。
見かけによらず激しい守備。技術に頼って無理に繋ごうとする判断ミスは減点。
中村 5.0 たまに良いパス…
ゲームを作る動きは見せれず。この激しさの中では仕方ない面も。
たまにセンスあるパスを見せたが全体的には消化不良。
いい位置取りのときにパスが来ない不運もあった。
マクギーディー 7.0 さすがのドリブル
常に仕掛ける動きで脅威になり続けた。
１アシストも攻撃の良いアクセントとなっていた。
Sブラウン － 出場時間短く・・・
FW
マクドナルド 8.5 完全なMVP
2得点1アシストの結果だけでなく、終盤のボールキープや身体を張ったポストプレーなど、役立つプレーばかり。
文句なしのMVP。
ヘッセリンク 5.5 珍しく運動量豊富な
ポストプレーや前線からのチェックなど珍しく豊富に動きまわった。
シュートチャンスは無かったが、それなりの動きを見せた。
サマラス 4.0 空回りな・・・
前線でのキープもチェックも空回り気味。
どうにもボールが足に付かず、いまいちだった。
■総評
激戦・・・と言えば聞こえは良いが、サッカーの質としては決してハイレベルでは無かった。
そういう意味ではいつものオールドファームダービーの様相。
いつものように激しいボディコンタクトの中で、パスが繋がらない。
そんな中前半早々にヘッセリンクの落としからマクドナルドが抜け出して先制！
だがレンジャーズの運動量の前にじょじょに劣勢を強いられる。
FWから連動したチェイシングを見せるレンジャーズの前に押され続けボールを前に運べない。
DFも焦って雑なクリアボールを蹴るばかりで攻撃に出れない。
無理なロングボールばかりでは簡単に相手ボールにするだけだった。
そしてコーナーキックから連続で失点・・・あっという間に１－２と逆転を許してしまった。
だが、ここで焦らなかったセルティック。
数々の逆境を越えてきた勝者のメンタリティが垣間見えた気がする。
じっくりと自分たちのサッカーを取り戻し始める。
逆に逆転したことで勢いが衰えたレンジャーズを攻め立てる。
だが無理なロングボールを蹴るのではなくしっかりとつないでサイドのマクギーディーからのセンタリング、ヒンケルからのクロスなど、しっかりとした攻撃を見せる。
そんな中 前半終了間際にはマクギーディーのドリブルからポストに入ったマクドナルドへ。後ろを向いてキープしたマクドナルドは右足で反転しつつ、ペナルティエリアの端から逆サイドへのシュートを放ち、ループ気味にドライブのかかったボールはサイドネットへ！
見事２－２として前半を終える。
後半、勝利しか目指していないセルティックと、最悪引き分けでもほぼ優勝が決まるレンジャーズの意識の違いがモロに出た。
一気に攻勢を仕掛け、中村も所々で前線へのセンスあるパスを披露した。
だがこの試合の主役はやはりマクドナルドであった。
前線にふわりと浮いたボールにしっかりと身体を入れて前を向く・・・
たまらず後ろから押し倒したDFにイエローカード。
そして得たPKをロブソンがしっかりと決めて ３－２ ！
この後は互いに多少のチャンスはありながらも最後までしっかりと守り通したセルティックが勝利。
3試合多いレンジャーズとの勝ち点は５。実質は－４。
つまり優勝には１敗１分 以上の他力を求めることになるが、シーズンの最後にして、しっかりと必要な勝利を収め、ダービーに連勝したことは、チームの自信になるだろう。
監督や中村自身の去就にも影響しそうな大事な試合だったがしっかりと勝ったことは評価に値する。
中村はこの試合はいつものダービーのように活躍しきれなかったが、それでも攻守にしっかりと走りきっていて、チャンスの時にはフリーエリアへのランニングもサボらず続けていたことは評価できる。
残念ながらチームメイトは前への意識が強すぎていいタイミングでパスが来なかったが、これを続けていくことが大事だろう。
日本へ戻ってくる噂もあるが、チャンピオンズリーグのこともあるし、もう少し欧州でのプレーを見たいものだ…
■選手総評
GK
ボルツ 6.0 いつも通り
CKからの失点は仕方ないか。それ以外のミスも殆どなく及第点。
DF
ネイラー 5.5 もう少し…
クロスの精度やマクギーディーへのフォローには不満が残る。
コルドウェル 6.5 さすがの奮闘
攻守に奮闘。守備での強さに加えタイミングの良い攻撃への展開を見せた。
マクマナス 6.0 怪我が残念
守備では破綻を見せなかったが、セットプレ－のマークは甘かった。
怪我は残念だった。
オディ 5.0 緊急出場も…
急な出場で、判断の遅さからピンチを迎える場面も。
1対1の強さは見せたが全体的に経験不足を露呈。
だが何とか乗り切った。
ヒンケル 5.5 判断ミスが・・・
攻守に奮闘も、攻撃時の判断ミスが多かった。攻撃参加のタイミングはいいが、フリーな選手ではなく無理に前に出すパスは周囲の負担に。
MF
ハートリー 6.5 激しさは武器に
中盤の守備を引き締める激しい守備を見せた。
前半はプレッシャーに負けてパスミスもあったが後半は盛り返した。
ロブソン 6.0 PKで決勝点
PKは精神力の強さを見せた。前半は噛み合わないも後半はしっかりとフィット。
見かけによらず激しい守備。技術に頼って無理に繋ごうとする判断ミスは減点。
中村 5.0 たまに良いパス…
ゲームを作る動きは見せれず。この激しさの中では仕方ない面も。
たまにセンスあるパスを見せたが全体的には消化不良。
いい位置取りのときにパスが来ない不運もあった。
マクギーディー 7.0 さすがのドリブル
常に仕掛ける動きで脅威になり続けた。
１アシストも攻撃の良いアクセントとなっていた。
Sブラウン － 出場時間短く・・・
FW
マクドナルド 8.5 完全なMVP
2得点1アシストの結果だけでなく、終盤のボールキープや身体を張ったポストプレーなど、役立つプレーばかり。
文句なしのMVP。
ヘッセリンク 5.5 珍しく運動量豊富な
ポストプレーや前線からのチェックなど珍しく豊富に動きまわった。
シュートチャンスは無かったが、それなりの動きを見せた。
サマラス 4.0 空回りな・・・
前線でのキープもチェックも空回り気味。
どうにもボールが足に付かず、いまいちだった。