2023年1月5日

 

気付けば2022年というのは終わっていた。

時計を見れば2時22分。

 

これを深夜と呼ぶのか夜と呼ぶのか、僕は知らないが、まだ眠気というものは遠い彼方にある。

生まれてから42年が経った。

 

人に話せば飽きられるような波乱もなくはない。

しかし自分としては、非常に楽しく、そして充実した人生を歩いている、、、と思っている。

 

ありがたいことに周りの人に恵まれている。

多くの人に支えてもらって今がある。

 

誕生日というのは、そんな当たり前の感謝をする日なのだろう。

1月16日まであと2週間もない。

 

とりわけ特別な日でもない。

祝ってもらった記憶のほうが少ない。

 

僕がその日に意味を込めるとするのならば

「今も生きている」ことだろう。

 

こうやって何かを考えて、何かを思い、何かに苦しで、何かに笑う。

それは呆れるほど幸せなことだ。

 

満足というのは永遠にやってこないのだろう。

常に次に何をするか、何をしなきゃいけないか、

そして、それを果たすために足りないものばかりが頭に浮かぶ。

 

言うなれば僕は記憶にある限りずっと考え続けて生きている。

それが素晴らしい成果を生み出したことなどほとんどなく、

多くは杞憂であり、無駄な思考であり、生産性のない思慮であり

翌日に疲れを残すだけ、なのだが。

 

それでも思考というのは止まらない。

止めようとすればするほど浮かんでくる。

 

後から何を考えていたかも分からないほどに。

だからこうやって言葉に残すのだ。

 

僕ができる唯一の抵抗。

それが文章を書くことなのである。

 

理解していただけるだろうか?

 

押し寄せる記憶の波と、思考の嵐、そして未来への不安と、自分の力不足への憂い。

それを跳ね除けるほど努力し続けるほど精神が鍛えられていない一般人の僕は、

結局は怠惰なほうに流され、不安は消えず、成長することもなく、また明日を迎えるのだ。

 

この思考の渦が1mmの成長にでも繋がって入れば、今頃は、、と思わなくもない。

しかし、本気でそう思うのなら今からでもやればいいのだ。

悩むなら努力し、迷うなら勉強し、苦慮するなら鍛えればいい。

 

まあそれが出来ないから、こうやってせめて思っていることを言葉にまとめているのである。

 

それが「唯一の抵抗」というやつの正体だ。

 

 

考えても考えても、満足する状態には行きつかない。

 

楽しみはたくさんある。

鳥栖の試合だって、いろんなLiveだって、日々の配信だって楽しみだ。

 

しかし「楽しみ」というのは、準備と、計画、そしてその日を無事に迎えることへの不安もつきまとう。

「楽しかった」と言えるために乗り越えるべき障害というのは思った以上に大きいものだ。

 

毎日スケジュールを見返しては、来るべき日を「楽しかった日」にすることを、また思考する。

そして乗り越えた時には、「楽しかった」よりも「ほっと一息」のほうが強い感情として残るのだ。

 

そしてまた次の「楽しみ」な予定を見据えて、思い悩む日々が始まる。

 

 

さて、そんな「日々」の過ごし方は窮屈じゃないか?

そう思う人もいるだろう。

 

ある意味大変ではある。

考えることは無限に増えていく。

 

安堵の感情の端っこには、どこかうまくいかなかった何かを思い返してはまた悩む。

 

それでも心配は無用。

楽しいのだ。

 

これが僕の生き方なのだ。

 

生き急いでいると誰かに言われたことがある。

永遠に自律神経は失調しているようなものだ。

 

ということでこの記事のタイトルに行き着く。

 

「落ち着き」

 

そんなものは持ったことがない。

常にせわしく何かを思考している。

 

ただ態度には出ないらしい。

 

「落ち着いた人ですね」と言われたことは多い。

 

喋らなければ、特に。

僕が話しているところを見た人や、特に配信を見ている人には真逆の感想を持つだろう。

 

ただ本来はリアクションも薄く、テンションは上がっても表情は変わらない。

それを外から見れば落ち着きというのだろう。

 

しかし僕はそんなことを言いたいのではない。

 

何も考えず、何も思い悩むことなく、

 

ふっ、、、と息を吐く。

 

 

そんな瞬間をたまには意図的に作らなければ、と思ったのだ。

 

 

思考するだけが全てではない。

何もしない、何も考えない時間を作るのも、また重要だろう。

誰か落ち着き方を知っている人がいたら教えてほしいものだ。

 

そして僕は、今度は「落ち着き方」を思考して、また思慮の森の中に迷い込んで眠れないのだろう。

 

 

 

2023年。

 

 

きっと今年も何も変わらずこんな僕として過ごしていきます。

今年もよろしくお願いします。