タイトル、若い人にはわからないでしょうねふふ。


それはさておき、こないだの木曜日、コンサートに行ってきました。
(長いので、お時間ある方はお付き合いくださいませ)



誰のって?


この方です!






ダダン!



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きゃー、杉さま~~~♪


もとい。

杉良太郎さんを見に、上本町の新歌舞伎座へ行ってきましたぺこ


杉良太郎さんは、時代劇でおなじみですよね。

私も子供の頃、テレビで「大江戸捜査網」とか、「遠山の金さん」など、よく好きで見ていました。



以前、仲間由紀恵さん主演のお芝居「テンペスト」を新歌舞伎座に見に行ったので、劇場から色んな公演の案内が来るようになりました。


普段は北島三郎さんとかの演歌や、人情お芝居などが多いんですが、その中に、杉良太郎さんを発見

子供の頃によく時代劇のテレビで見ていた杉良太郎さんを、一度生で見てみたい…

と思い立ち、チケットを取ってしまいましたキャハハ




きっと劇場は、熱心なご高齢の奥様方ばかりなんだろうなぁ…


と、思ったら、その通りでしたえへ?


少し早めに着いたんですが、ロビーはおばちゃん…いえ、お婆ちゃんお爺ちゃんで賑わい、お歳を召した方のにおいが辺りに広がっていて…
なんか私一人浮いてて、カフェで開演直前まで時間潰しました。


でもファンのみなさん、目いっぱいオシャレして、なんだか微笑ましかったです(^^)
お着物の奥さまも結構いましたよ。

ご夫婦も多かったです。親子らしき人達も若干。やっぱ若い人はあんまりいなかったかな…

あ、ド派手なギャルがいてびっくりしたけど(^^;)
横に居たのは…お父さんなのか、一緒に見てから同伴出勤のお姉さんとお客さんなのか(^^;)



んな事は置いといて、コンサートのお話しましょうね。


杉さんがお着物で登場した時、ちょっとテンションあがりましたラブ

が、自分が普段行くようなコンサートとは全く違うわけで、じっと座っておとなしく拍手。

特に大歓声も起きず、杉さんの方ももサラッと歌い出し。


コンサートは30分挟んでの二部構成でした。

第一部は演歌。

演歌、親の影響もあってか、嫌いじゃないです(^^)けど、違いがあまりわからない…

すごい、杉さんてこんなに演歌の持ち歌があるんだ。
何しろ、私は子供の時に見た時代劇の杉さんしか知らないので、かろうじて「すきま風」を知ってるくらい。

へ~っと思っていたけど、「風雪ながれ旅」「兄弟船」なんかはさすがに知ってたから、、あ、カバーも歌ってるのねって気づいた(笑)


でもびっくりしたのが、登場から一部終了まで、10曲以上歌われたと思うんだけど、1曲歌い終わるごとにお着替え!
早替えっていうの?

歌い終わるやいなや、まだ曲の後奏が流れてるのにささっと舞台袖へ。
袖に入る間際は毎曲駆け足キャハハ

カーテンがモゾモゾっと動いて、生バンドが次の曲の前奏に入ると、毎回違うお着物で再登場。パチパチパチ~(拍手)

1番歌い終わると、パチパチパチ~(拍手)

2番も終わってその曲が終わるとパチパチパチ~(拍手)


もっときゃーとか、わーとか、やんややんやと歓声があるかと思ってたので、ちょっと意外だな~。
杉さんも、特に振付もなく、何となく舞台を左右に行き来する位で歌ってる。

でも、そのうち、歌詞に合わせたちょっとした仕草や振付をした時に、

「〇※△☆#%&~~!!」

と、何って言ってるかは聞き取れないけど歓声が。

「????えっえっ?
そんな場面が時々あり、その都度小さくびっくりする私(笑)

なんか決まりがあるのかな?わかんないけど、杉さんのファンのプロなんだわ…

曲と曲の間の台詞にも客席から歓声が。男性の声がしたな~。よぉっ!みたいな。

杉さんの台詞まわしは、やっぱり俳優さんだな~と(^^)

もちろん、歌もこぶしがきいていて、張りも声量もすごくあって(それは最初から最後まで)、杉さんてすごいんだなぁっ~て思いました。


ところが打って変わってMCのゆるいこと(笑)
ゆるいというか、コテコテの大阪弁でボヤき(笑)

「こんなけ着替えばっかりしてたら、歌とてんのか着替えてんのか、頭おかしなってくるで。」
「もうね、なんもね、しゃべることないねん。なにしゃべろか?」
「ドラマやってますねん。子役の子ぉらがみんな言いよんねん。おじいちゃんて。孫にも呼ばせてへんのに」

って感じで(笑)
気取らないというか、かっこつけない人だな~。

客席の方も、自由に話しかける、返事する、大笑いする(笑)
それに休憩時間に食べる用のお弁当を入れてるビニール袋の音がカサカサカサ…

実ににぎやかです(笑)

後ろの方の客席から「杉ちゃん!」って聞こえるんだけど、そう言われるとどうしても「ワイルドだぜぇ」のスギちゃんみたい…えへ?
いや、その方にとっては杉さんの方が先なんだろうけども(笑)



そして第二部。

二部は歌謡曲。お衣装もスパンコールのジャケット。でも着替えはなし。

ご自身の歌や、同じ日活だった石原裕次郎さんの曲なども。

昔、一緒にレコードを出したこともあったんだって。
「知らんやろ?」だって(笑)

中盤、杉さんがエレキギターを!
ギターの位置、高!
あぁ、田端義夫さんの曲を歌ってるのか…
(古過ぎてわからん)

あっ、来た!「すきま風」!
生の「すきま風」にちょっと感動~えぇーん 



後半のMCも楽しかったです。

「福祉活動、いつも何でしてるの?ってなんでなんで?って聞かれて、もう面倒くさいから、売名って言うてますねん。」
(勿論、冗談で言われてると思います^^;)

「最近は妄想って言うてんねん。あんなん、妄想やん。ああしたら喜ぶやろな~とか、こうしたら喜んでくれるかな~とか。学校もいくつも建てたけどね。ベトナム、中国も。こないだ行ったらみんな先生変わっててね。誰も僕のこと知らへんねん。…んなもん妄想やないとやってられへんね。」

日本とベトナムの友好特使として国際的な音楽祭を主導する事もされてるそうで。
「政府がせー言うんですわ。言うだけでね。何も出さへんけどね。」
「準備大変。もうほんまは歌とてる場合ちゃうねんけど…」
ボヤいてます(笑)
って言っても、やっぱり誰かのために何かできる事をと、喜んでされているんだろうな~と思いました。

「伍代さんにはね…63人て言うててんけど、ほんまは71人…実際は100人くらいいてんねん。大変よ。食べるだけやのうて病気もするしね。」 
へ~っ、杉さん、養子がいるの知らなったー。
(人数は正確に覚えてないです。すいません。だいたいこんな感じでおっしゃってました)


「お金なんていらんでしょ。いや、そらちょっとは欲しいけど。でも毎日んなん、ステーキなんか食べられへん。胃ぃもたれてしゃーない。お粥がええね。死ぬ前に最後ヘリコプターからお金ばらまいたろ、思てますねん。…伍代さんにアホなことやめとき。言われましたけどね。」
冗談なのか本気なのか、終始淡々、まったりと話されるので…えへ? 会場は終始笑いに包まれていましたが…


そんな感じでステージ最後は、東北の被災地を何度となく訪れて、作った歌だと言って、「神様への手紙」と、タイトル忘れちゃったけどもう一曲歌われました。

震災や戦争や辛い出来事。でもそれについて神様を非難するんじゃなくて、穏やかな表現で歌われていて、杉さんの人柄がわかるような気がしました。


杉さんのコンサートでは、色々驚く事がありましたが、最後にもまた驚く事が(^^;)

歌い終わってステージ中央、お辞儀され、幕がすーっと降り…
るやいなや、お客さんたちが次々席を立ち始め、帰り出す。

えっ?えっ?
アンコールないの?!
歌わないにしても、カーテンコールもしないの?

場内もソッコー明かりが明るくなって、終了のアナウンスがかかる。

えーっ!?超あっさり!!

普通、お芝居でも、終わった時、わーっと拍手、それが鳴りやまず、再び幕が上がって、出演者が出てきてぺこり。場合によっては2、3度繰り返したりするよね~。

あまりにもあっさりし過ぎて、びっくりした~えっえっ?

杉さんはいつもこうなのかしら…だからお客さんたちも知ってるから??



いや~、いろいろ驚きました…w
知らない世界を経験した感じ~!(大げさ?)



帰って来て、杉さんの事を、ウィキペディアでチェックしてみたんだけど、

えーーーーー!!!

っと、また驚く(笑)

杉良太郎さんって…、69歳なのーー??!!

そりゃ、40代や50代だとは思ってなかったけど、もう70やん!会場に来てたお爺ちゃんお婆ちゃん達と同年代やん!!

その歳で、あの歌声?!そのスタイル(体型)?!
ええええーーーーー!!え゛!汗
若っ!!

確かにMCでもご自身、「杉さん、若い若い言われんねんけどね…でも中身は歳やねんけどね…」とか言われてたけど!
ほんまに若いやん!!

そのお歳で芸能活動だけでなく、福祉活動も忙しくしてらっしゃるんだね~~。
すごい!

帰ってきてもまたびっくり!したのでしたw





おまけ。



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休憩中に食べたお弁当♪

新歌舞伎座らしく、おいしい和食のお弁当でしたえぇーん





二回も三回も行きたい!とまでは思いませんが、楽しかったです♪

杉良太郎さん、素敵でした