社会人が語学を学習する意味について考えてまとめてみました。

 


○社会人が生涯学習で語学を学ぶ意味

 社会人が生涯学習として語学を学習することで、


一、仕事において

・職場で役に立つ

 現在外国人が多く日本にやってきているので、語学を学ぶことで外国人のお客さんにも対応できたり、外国人従業員ともコミュニケーションをとることができたり、会社に評価されることで昇進、昇給に役立つかもしれません。また、会社の外国人と関わる部署に転属を狙うこともできます。


・キャリアアップ転職

 それなりのレベルになれば語学を生かした転職ができます。語学だけではなくパソコンや経理や法律等他の専門的な知識も増やすと機会が広がると思います。例としては語学+パソコン、簿記、通関士等で旅行会社や貿易会社での事務。語学+行政書士で行政書士の外国人帰化事務など。


・もしもの時に備える

 会社を退職し再就職する場合に語学をアピールポイントにすることができます。それほどのレベルではなくても、例えば外国人が多く来るビルやホテルや商業施設等では、カタコトでも外国語が少しでも分かれば分かるほうが良いので、多少の語学でも再就職の際にアピールしやすいと思います。


 このように、社会人が語学を学習することで、仕事において、「仕事の幅が広がる」「もしもの時の再就職の役に立つ」等の効果が期待できます。


二、生活において

 語学を学習することで、楽しみや生きがいを得ることができます。通勤時や余裕のある時に単語を覚えたり、日常に学習を取り入れることで、向上心や意欲が生まれ、日々を楽しく生活することができるといえます。また、語学教室などで、少なくなりがちな会社外での人間関係を築くこともでき、知識や世界を広げることができます。また、語学の学習が海外旅行への意欲を生んだり、海外旅行の際に現地で語学を役立てることもできるなど、語学を学ぶことで、日常生活の楽しみを増すことができます。


三、地域に生かす

 県や市町村等それぞれの地域では、国際交流協会など、民間のボランティア団体が存在します。それらの活動に参加することで、語学の学習を地域の国際交流活動に還元することができます。語学の学習の成果を地域の国際交流に生かすことで、学習のやりがいや自身の生きがいとすることができます。また、ボランティア活動を就職活動の際のアピールポイントにすることもできます。


○語学学習のはじめ方

 自分の例だと、大学で4年間勉強した中国語を、社会人になってから学びなおそうと思い、パソコンで先生を探しました。そして資格(HSK)を目指し、先生に月一回ほど教えてもらいながら二年ほどでHSK5級を取得しました。現在地域の国際交流協会で翻訳の手伝いをしたり地域に住む外国人との交流の手伝いをしたりしています。中国語を学習したことで中国への旅行も一人でできるようになりました。現在も学習を続けながら中国への留学や中国語を生かした転職を目指しています。

 まず、先生や教室を探して簡単な資格から目指してみると目標が明確になり学習しやすいと思います。そしてある程度語学力がついたら地域の活動に参加してみたり海外旅行に行ったりすると、学習効果の確認ができたり、さらなる学習意欲が出てきたりすると思います。