■借金を申し込んできた父親とハグをしてきました

24日未明
北九州空港に向かうタクシーの中より

タナカミノルです。


先日の「■借金の申し出、わたしの回答です。」

http://m2kt.net/kg2115/3621

については、さまざまな反応を頂きました。


おそらく、一部の人にとっては

いままでの自分の中での常識を否定するものも

含まれていたと思います。


そしておそらく、ほとんどの人にとっては

自分で踏んでいるお金のブレーキのありかを知り

それを修正する手がかりがあったと感じるもの

だったのだとも思います。







とくに、


お金に困っている人に「貸す」選択をすることが

相手のためにも自分のためにも(社会のためにも)

ならないということを、論理的に整理して理解できた

という感想が目立ちました。


過去に人にお金を貸したときの苦い経験も踏まえて

出来事を「点」ではなく「線」で見る視点ですね。


このことをメールに書くことで、

読んでくださった人に

何かしらお役に立てて非常に嬉しいと思っています。



今回紹介した私の反応は、

つまり、

・価値観に従って判断し
・相手の行動パターン全体に影響を与えようとする

じつは以前、父親に対しても同じことをしました。




わたしの父親は、九州で商売人の長男として生まれて

私が誕生する前年に祖父が亡くなり、

事業を引き継いだ後、



残した財産をすべて使い果たしたあげく

母方の実家の財産まであてにして

私を「浮気の子だ」と訴える裁判を起こした人です。



高校時代には酔った勢いで娘をなぐって鼻血ださせていたので

息子(タナカミノル)に殴られて、

その息子を家から追い出そうとした人です。



数年前、工面できるところは全部しゃぶりつくして
借金の支払いがもうムリだということで

「今月分の支払い100万円を貸してくれ」と言ってきました。

結局、関係者誰の許可もなく実家を売り払って処分した人です。

(だから実家に置いていた私の思い出の品は
 全部ロストしています^^;)





高校時代から長年、

私にとって父親は「罰し矯正するべき欠陥品」
という存在でした

事業で成功したり何かを成すのも
父親を調教するための資格を得るため
という発想でした。


数年前、父親の借金の申し出を断った時

はじめて、その父親の役に立ち
しかもそのことにこだわることから
自由になれた氣がしました。




借金の支払いのために
また別の借金をするパターン。

負けを取り返すために、
さらに掛け金を増やしてリスクを拡大するパターン。

大学受験の失敗を取り返すために
ますます学歴や肩書にこだわって身動きができなくなるパターン。




父親の姿は、私の姿そのものでした。






昨晩、

その父親の狭い部屋に1年ぶりに会いに行きました。


4年前にMSTCを始めることを決めたころから、

父親との関係でも私自身の態度を原理原則に従って改め始め

昨年秋に会ったときの別れ際に、

自然にハグをするようにまでなっていました。


これは正直、

MSTCの塾生の存在がなければ

ありえなかったことです。



塾生やメルマガの読者の中には

他の人が学び、感謝を伝えるような同じメッセージを受けて

私を非難する人もいます。


その、私を非難する人に対しても

もし私が何かしらのチカラになれるとするならば

その人になにかを指導するのではなく

私自身が誰かを非難することを辞めることだと信じて

日頃自覚のない自分の思考までをチェックし

態度を改めようとしてきました。



自分のことだけを考えていたら

正直、

父親に対してここまでやれませんでした。




先日からのお金の貸し借りについての話題で

メールの返信でいただくみなさんの反響を見ていて、

ふたたび、父親に会ってこようと思い立ち、

昨日、九州に戻ったところでした。




結論、あなたにもお礼を申し上げなければなりません。


6月のユーコンリーバークエストと
8月のキリマンジャロ登頂の報告をするという以外
なんのプランもなく、父親の玄関前まで来て電話して

急に訪問したのですが、

価値観に従って行動した結果

想像もしていなかった経験をすることになりました。



それは、

父親を尊敬するような機会を持つための
支援を父親に対してできるという経験です。


軽蔑でもなく、無関心でもなく

まるで、父親に遊んで欲しくて遊んで欲しくてしょうがない
子どもの頃のように
無邪気に父親を尊敬する機会。



なにも、考えずに行動したので
別れたあとから振り返って

私は昨日そういう経験をしたのだと氣づきました。


このメールを読んでくださる
あなたの存在がチカラをくれたことだと
感謝しています。



そして、昨日父親と別れたあと
不思議なシンクロニシティが立て続けに起こったことも
報告しておきます。

めったに連絡してこない人たちから
めったにない種類の嬉しい連絡が続きました。

その一つとして、24時を回って連絡があり
急遽、朝一の便で東京に戻ることになりました。



今回の、わたしの行動のプロセスには

「鏡の法則」の考え方が前提にあります。



MSTCのメンバーは入塾申し込み後

最初にこの「鏡の法則」のあるストーリーを読みます。

なので、SNSではわたしのような変化の経験をシェアしてくださる方が

毎期ごとにかなりの数に登ります。




もしあなたもいま、

このメールを読んだことに意味があるとしたら

もういちど読んでみてはいかがでしょうか。


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人生のどんな問題も解決する「鏡の法則」
(10分程度で読み終わります)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://m2kt.net/kg2115/4621
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それでは、

書いているうちに搭乗時間になったのでこのくらいで。

いつもありがとうございます。




        タナカミノル


■追伸

9期生の募集メールは1週間以内に開始します。
別人格のぼくが登場しますが、そこはお氣になさらず。

MSTCの9期生に興味のある方は、こちらより登録してお待ちください。
http://m2kt.net/fm/M002/2115

■追々伸

昨年、父親のことを好きだを思えたきっかけは
数年前、夫から突然訴訟を起こされて家をでることになった
母親のヒトコトでした。

われわれの成長も、誰かひとりの「点」ではなく
それぞれの歴史(線)と周辺(面)との関わりの中で
進むのだなと、嬉しかったのを思い出します。