2週間ぶりに自宅に戻ってホッと落ち着いた
タナカミノルです。
こんにちは。

今日からまた何回かシリーズで
メールを書いていこうと思います。


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●どうやったら
「ムリだ」と思っていることもできるようになるのか?
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このメールを読んでいるあなたは
「月利100%のトレード」のキモが
「知識(情報)」ではないことを既に知っています。


「月利100%」程度のトレードが目的ならば
より賢い意思決定をするのに
より多くの情報が必要なわけではありません。

実際に、Googleの検索で出てくる
無料の情報と、小学生レベルの計算だけで
「月利100%」が現実的に可能なスキルであることが
数時間のセミナーで明らかになりました。


では、なぜ多くの人が
「月利100%」と聞いて
「嘘だ」「ムリだ」と思ってしまうのか。

それは多くの人に、
思考停止による盲点があるからです。

教育や環境によって生まれた思考習慣が
視野を固定して盲点を生み出し、
可能性について慢性的に思考停止してしまっていたからです。


だからこそ、

MSTCのトレーニングカリキュラムを
「自分の盲点を取り除くプロセスだ」と理解する人は

トレードで利益を上げて金銭的な余裕が増えるまえに
仕事や家庭や健康で、余暇の過ごし方においてまでも
いままでより満足度が高まる意思決定をはじめます。
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お金を自由自在に稼ぐためには
まずお金に振り回されたマインドセットから
自由になることが近道だからです。

逆に、
MSTCのトレーニングカリキュラムを
「手っ取り早くお金を稼ぐ魔法の箱」と理解する人は

成果を出す人だけがなにか特別な「情報」を持っている
その特別な情報を自分も知りたい、と考えます。
いわゆるノウハウコレクターですね。

このマインドセットのままではいくらMSTCに入っても
なかなか出す結果は変わりません。


それでもなお、そういった人にもお役に立てるよう
私の一番重要な役割は
「何かを教える人」ではなく
「氣づかせる人」であることです。

「氣づかせる」ことは
既に知っていることがほとんどです。

相手の盲点の中にあることに「氣づかせる」ために
ときには挑発的になります。

相手の認識のスキを突くために
ときにはわざと間違えたりもします。

5年前にMSTCを始めた時期から
私自身がトレードをまったく中止しているのも
プレイヤーになると、盲点が生まれるからです。

「オレできてんのになんで君できないの?」
「こんなの当たり前じゃん!」

つい、自分ができているとそう思ってしまいがちです。

幸いにして、MSTCは大学時代からの友人でもある
くにのぶと一緒に立ち上げたので
技術的な「教える人」の役割を任せることができました。



その上で、
単なる成功した人の方法のバラ撒きでもなく
役に立ちそうな情報の寄せ集めでもなく

一貫性のあるプロセスとして
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仮説検証によってどんな人にも利用できる
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プログラムとして本質的な部分で改善し続ける。
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MSTCはコンテンツだけでなく
コミュニティとともに進化しています。

そしてそのベースとなる考え方が

「制約理論」です。
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●制約理論とは?
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制約理論とは、簡単に言うと
しっかり森全体を観ながら
目の前の木を見る方法です。

一般的には木だけに囚われている人が多いので
「森を見る」ことの意義が強調されやすいですが
「しっかり木を見るから森も見える」という
マネジメント哲学の体系が制約理論です。

制約論理はもともとイスラエル出身の物理学者
エリヤフ・ゴールドラット博士が
工場の生産性向上のための手法を
開発したとこからはじまりました。

その後、世界中の実践者たちによって
制約理論は小売業の仕入れ・発注方法や
会計、プロジェクトマネジメントにおいて
飛躍的な生産性の向上をもたらす手法に発展し、
現在は教育にも適用され始めています。


なぜ、
さまざまな領域で制約理論が役立つかというと
我々の直感的な印象はよく嘘をつくからです。

たとえば、
サイコロで同じ目が続くと

「同じ目が出そう」
だとか
「次はもう出ないだろう」

などと認識にゆらぎが生まれて
誤った意思決定をしやすくなります。

とくにイカサマがなければ
サイコロの目の出る確率は
常に変わらず6分の1なのにです。



また逆に、

確率だけに目が奪われていると、
最適化が目的になって健康や家庭が疎かになったり
感情が置き去りになってしまうこともあります。

稼ぎまくっているトレーダーが
最適な投資行動をとらなければという強迫観念に囚われて
機械人間みたいな人生を送ってしまっても
他の活動を楽しむ説明原理を持てない限り
カラダを壊したり、必要に迫られるまで
止められないというような例などがあります。


制約理論では
常に見落としがあるはずだという前提で
森の理解を探求しながら、最適値を探します。

なので
単なる最適化を超えた盲点の発見につながるわけです。




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●盲点を発見するプロセス
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京都で開催された制約理論のワークショップで
100名の参加者の主要な属性は
大企業のマネジメント層でした。

日頃わたしは経営者・自営業者(起業準備中)の人とばかり
接してるので、あのような集団は新鮮でした。
とくに印象深かったのは、みんな優秀なことです。

経営者は「何をやるか」の判断が死活問題なので
「上手にやる」については自分でやらずに
優秀な人を雇います。
なので、本人はけっこういろんなことが下手くそなことが多い。

私のメールの多くの読者や塾生にとっても
タナカミノルはお手本でも師匠でもありません。

「上手に大量の本を読んで、世界中でいろいろな体験をして
 本質をわかりやすくレポートする専門家」

として、
意思決定や投資習慣の変更、構築の助けになるように
あなたやクライアントに雇われているだけです。

(この辺り、タナカミノルに限らず「雇っている」
 という感覚で専門家の力を活用していない人は、
 意思決定の責任を引き受けてない場合があるので
 トレードや起業などの不確実性を扱う分野では
 結果が出るのに時間がかかることがあります)


日頃会わない人たちのグループに入ると
自分にとって当たり前だったことが
実は当たり前ではないので
言葉にして伝えなければ共有されないことに思い至ります。

さらには「FXのトレード」と「工場の生産管理」など
まったくかけ離れた話の共通点、
場合によっては対立するような2つに共通する
本質を探ろうとすることで、
いままで見えてこなかった盲点が明らかにもなります。

よく、
結果を出すためにはフォーカスが大事だと言いますが
複数のコンテクストによる理解で本質をつかんだり
盲点を発見する目的であれば
大量にインプットすることは役に立ちます。


実際に、MSTCのプログラムも
いろいろな心理学の知識を踏まえていますが
全体の構成はトヨタ生産方式のアイデアを使っています。

コミュニティの形成に関しては
世界にインパクトを与えるような作品を生み出し続けている
スタジオ・ジブリをモデルに意思決定しています。


このようなMSTCの背景は
触れることはあっても
いままでほとんど詳しくは語ってきませんでした。

聞き手の意識が点(内容)に集中しがちなときに
新しい刺激は混乱をきたすだけなので。


先輩方の存在のおかげで
MSTCのコミュニティの体力がついてきて
線(背景・コンテクスト)に意識が向く人が増えてきたので
今年は、そのあたりの話も積極的にとりあげる予定です。

また、今回のTOC合宿によって、
それぞれの前提の違いを意識しながら
誤解のないように伝えられるベースが意識できました。


MSTCはわりとフォーカスの意識が強いので
「いろいろ手を出しちゃいけないんじゃないか」
と誤解して好奇心に制限をしていた人も過去には多かったので
本質の理解を深める読み物になればと思っています。

またたまたまメルマガで興味を持ったけど
トレードにはまだ興味を持っていない人や
なにかしらの理由でMSTCへの入塾を見送った人にも
MSTCが単なるFXを教える塾ではないという蓄積を
別の方法で提供できる機会だと思っているので
楽しみにお読みいただければと思っています。

もし、内容について一緒に話したりできるお友達がいたら
このメールを紹介してください。
こちらから登録できます。
 →http://m2kt.net/fr/M002/Uhz1eP



きょうは長くなったので
続きはまた、次回にしますね。
次回以降の内容の参考にするので
以下のアンケートに1クリックのご協力を
お願いします。

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●アンケート
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制約理論(TOC)では
・優先順位づけではなく「最優先事項」だけを決める
・頑張りが害になるときを見極めてサボることを命令する
・稼働率99.9%のシステムの生産量を1ヶ月で120%アップする
・同じ能力の同じスタッフの成果を1ヶ月で2倍にする

など、
通常の感覚では非常識なことがいくつもあります。

しかも制約理論(TOC)のスゴイのは
その一見非常識なアイデアを
関係者全員の合意のもとに導き出したり
誰にでも納得できるように説明できる根拠を示せることです。

次回以降のメールの参考にするので
あなたの興味がある方を
ひとつだけ(1回だけ)クリックしてください

●制約理論そのものについてもう少し詳しく知りたい(抽象的)
→ http://m2kt.net/kg2115/3891

●制約理論をどうMSTCで使っているかの例を知りたい(具体的)
→ http://m2kt.net/kg2115/4891




木と森に注がれるあなたの目が
美しい調和の中で世界に価値を表現する道を
いつでも見いだせますように。

いつもありがとうございます。

             タナカミノル