タナカミノルです。

勉強熱心な人、成長意欲のある人のなかには

「モチベーションを上げるために~」とか
「モチベーションが上がりました!」

ということを大切にする人がいます。
それはそれでいいのですが
これには、いくつか弊害があります。

まず、
得たい結果を出すために
モチベーションが上がろうが下がろうが
やることをやる、という態度が必要です。

モチベーションに頼っている時点で
波がはげしくなるので、落ち込み時期が辛いですし
モチベーションがなくても、
目標達成に必要な行動はできます。

これは、習慣化でなんとかなります。

なかなか行動ができなかったり
先延ばしをしてしまう人は

「モチベーションが必要だ」
という思い込みを手放して、

行動にフォーカスをあててみることを
おすすめします。

難しそうならステップを細分化して、
おっくうなら音楽を聞きながらとか
ゲーム化して、とにかく行動する。


で、

モチベーション依存症になると
長期的にもっと困ったことが起きます。




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「モチベーション」の弊害
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「モチベーションを上げる」
という考え方には見逃せない前提があります。

それは

「そもそもモチベーション上げなければやりたくない」

(だから)

「モチベーションを上げる」

ということを
潜在意識に植え込んでいきます。


自分のためになることを
「モチベーションを上げる」
ということを受け入れたと同時に

「本来自分は自分のためになることすら
 やりたがらないほど、根はクズだ」

という前提を受け入れることになってしまいます。

そうすると
セルフイメージ、
自己信頼が下がる(上がらない)ので

たとえ目標を達成しても
こころは休まりません。

休まりませんから
そこに満足感を感じている余裕もありませんし

渇望感で、次から次へと大きな目標を立てることに
掻き立てられます。

掻き立てられて立てた目標は、
「ねばならない」なので、気乗りしません。

気乗りしないから、また
「モチベーション」を上げようと無理します。

無理するからまたセルフイメージ、
自己信頼が下がる(上がらない)ので

ますます、
いままでの方法ではモチベーションが上がりにくくなって
焦ります。

「モチベーション」依存症の出来上がりです。


小さくてもそここそ程度の成果を出せば、
身近に太鼓持ちの腰巾着のようなフォロワーを従えて
この(渇望感と不安)という痛みを無視しようとしたり、

お酒や、趣味や、ブランド物への消費で
気を紛らわすこともできるので

まずはスタートダッシュは
モチベーションの爆発力を使うことも
いい選択肢だとは思います。


思いますが、根本的な問題を
はらんでいるということを気づかなければ、
けっこう周りの人と自分を傷つけながら
残りの人生を生きていくことになってしまいます。




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「達成感」依存からの脱却
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昨日、モロッコのサハラ砂漠を走っていた友人たちが
7日間のレースを終えました。

そのレース期間中
走っていた友だちの応援実況とともに
レポートしましたので参考に。

【レポート】サハラマラソン完走で味わうのは達成感ではなく、●●だった
→ http://m2kt.net/kg16046/31181


何かしらのインスピレーションとして
お役に立てば幸いです。
今日もありがとうございました!

                  タナカミノル