こんにちは、タナカミノルです。
今日もメールボックスの中の
このメールを開いてくれてありがとうございます。


正しく観察して現状を認識するだけで
やる気のスイッチが入る。

現状の因果関係を表すツリーを作ることで
アメやムチがなくても
人は賢明な意思決定をしたがるものである。


昨日は、
TOC(制約理論)のツールを使って
行動が変わった小学生の事例などを挙げて
モニタリングがモチベーションに与える影響について
取り挙げました。


ここで、
「やる気のスイッチが入る」

言い換えると、

具体的な行動が変わるようになるのに
重要な注意点があります。



この「あるポイント」がなければ、

どんなに正しく現状を認識して
「わかっていても!」

・良くないことが辞められない、、
・つい~してしまう、、
・やる気がでない、、


etc...



正しく現状を認識さえできれば
人は賢明な行動を取りたがるものなのだけれど

「あるひとつが抜けてしまうと
具体的な行動が変わらない。

その「あるひとつ」とは
なんでしょう?









それは、


「自分が考えて、
 現状の論理ツリーを作る」

ということです。


このことは、
当たり前のようにみえて
実践するには障害がたくさんあります。



たとえば、

コンサルタントは
誰もが気づいてなかった
問題点や現状構造をズバッと鮮やかに指摘したいので

あなたに素晴らしい答えを
教えてくれるかもしれません。

けれども、もし
コンサルタント(先生・相談相手・教材)が
優秀なのにもかかわらず

あなたの結果が
あまり変わっていないのだとしたら


それは、
そのコンサルタント(先生)の優秀さが逆に
あなたから考える・学ぶ機会を奪っている
ということです。

もちろんコンサルタントの仕事は教育ではないので
たとえクライアントが学ぶ機会を奪っても
結果を出させる分析ができればOKです。

行動するかしないかは
クライアントの選択ですから。

けれども、
コンサルタントを利用する側として覚えておきたいのは

「わかっていてもできない」

のは、わかっているつもりになっているだけで
本当はわかっていないということです。

あなたにいま必要なのは
コンサルタントではなく
「自分が考える」ことを支援するコーチだということです。


コーチングは、誰かを雇ったり、
家族がその役目をしてくれることもありますが
自分自身でセルフコーチングすることもできます。


自分「で」考える。
ではなく、

人の力を借りたり、
サポートしてもらいながらでもいいので
自分「が」考える。


ほとんどの人は、
習慣の奴隷になって
社会的なさまざまな催眠にかかって

自分「が」考えることをしていません。


だからこそ、

自分「が」考える経験をすると
チカラが湧き上がるように感じて
行動がかわるのです。



TOCfEのツールは
セルフコーチングの道具としても
有効です。

長くなったので、続きはまたこんど。

内容に関する意見や感想は返信でいただけると
嬉しいです。


今日もありがとうございました!


          タナカミノル


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TOCシリーズまとめ
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今年のはじめ、京都で初開催された4日間の、
「TOC for Ever flourishing in Japan 2014」

に参加した直後に、
制約理論(TOC)について記事を書いたものを
まとめていますので、おさらいにどうぞ。
http://m2kt.net/kfrc16046/31461