こんにちは、タナカミノルです。
今日もメールボックスの中の
このメールを開いてくれてありがとうございます。

TOCfE(教育のための制約理論)の
国際認定プログラムを受講してから、
まだ、一週間経過していませんが、

私自身のクライアントとのセッション内容が
かなり変わってきました。


~以前の私~
「素早くズバッと盲点を指摘する」
→(先生すごい!と思われる)
→(本人、考えない。無意識に先生と自分は違うと思う)

~最近~
私「質問して、本人の答えが出るまで待つ」
→(Skypeで、無言の沈黙が長い…)
→(Skypeで、無言の沈黙が長い…)
→(Skypeで、無言の沈黙が長い…)
→(Skypeで、無言の沈黙が長い…)
→(通信が途切れたのかと思うほどの沈黙。)
→(本人が考えて、答えを出す)
→(自分で出した答えには、やる気がでる)


少し極端に書いてみましたが

なによりも、
セッション後の思考(道具箱)の定着率、
仮説検証の精度の向上が著しくて、
早くも、とてつもない効果を感じています。





昨日のメールで、

コンサルタントの先生が優秀なのにもかからわず
もしあなたの結果が思うほど変わらないのだとしたら、
「分かった気になって」「行動が伴っていない」ので
必要なのはコーチだ、という話をしました。



コンサルタント側もこのことはわかっていて
価格を高く設定するのは
自分が考える習慣をもっている、
理解力が高くて、実行力のある
コミットメントの高い人をお客さんに選ぶためです。

コンサルタントの力量がまったく同じでも、
フィーが高いということそれだけで
クライアントの成果に違いが出たりするからです。


逆に、
高額なフィーでコンサルタントを雇ったとしても
自分が考えるつもりのない依存心で
「ブランドのあるこの先生に頼んだら大丈夫だろう」
と思っていると、

知っている当たり前のことばかりを言われて
肩透かしに合ったような気持ちになるかもしれません。

これはまさに「分かった気になる」思考パターンです。

コンサルタントの言ったことを「わかっている気になって」
自分流に解釈して、結果がなかなか改善しないという
状況に陥ります。

結果を出し続けている人は
同じ本を定期的に読み返したり、
内容を知っているセミナーに
何度も繰り返し参加するなど

なにかしらのコストを支払って、
「当たり前のこと(原理原則)」を聞いたり
「当たり前のこと(原理原則)」で自分自身を
チェックする習慣を持っています。

(同じ教材を、お金を払ってもう一度買って
 復習するひとたちも居ます。そして
 みな支払った以上の価値を感じています)



その上であなたが、

コンサルタントのアドバイスを有効活用したり
もうすでに学んできたことを行動で活用するために
セルフコーチングをするとしたら、
もっとも重要な事はなんでしょう?




TOCfEでは、
・現状を付箋(フセン)に書き出して、
・その付箋どうしの因果関係を線で結び、
・抜けていることに気づいた情報や
思いついたことも付箋に書き出していくと、

最重要の問題を特定できるようになり、
自然と賢明な意思決定をしたくなります。

あなた自身の現状を正しく認識し、
最重要の問題を特定して、
行動を起こすためにもっとも重要な事は?





これも、

言葉として知っている人は多いですが
「分かっている」と思うと見落としてしまいます。



現状を正しく認識して
賢明な行動を取るために、
まず最初に決めておくこと。


それは

「人を責めない」ということです。



大きな理由は2つあります。

まず、他人を責めて、
他人のせいにするということは

「自分ではどうしようもない」

という風に現実を捉えるということであり、
自分が何かの価値ある行動する理由を失います。

どんなに正当性があろうが、
他人を責める限り、
価値ある意思決定をするモチベーションは
下がるのです。



現状を正しく認識して
賢明な行動を取るために、

「人を責めない」2つ目の理由。

それは、
【自分自身】を責めて
不要に自己信頼を下げないためです。


失敗した「自分がダメだ」と考えると
どの行動が望ましくない結果に繋がったかの
現状を理解することを放棄してしまいます。

ぜんぶ「自分が」選んだから、ダメ
と考えてしまうようになるからです。
自分自身を否定して自己信頼を下げてしまうと、
機会も選択肢も見えなくなります。

論理的な思考や
正しい現状認識は程遠くなります。

人と行動を分けて考えるためにも

「人(他人・自分)を責める」ということで
エネルギーとフォーカスを浪費しないように
することが、まず大切です。



論理ツリーの作り方は

「現状問題構造ツリー」(またはCRT)で検索すると
情報は出てきます。



考え方のお手本や事例、
アドバイスは参考になると思いますが

自分自身のことについては、
「自分で考えて答えを出す」

というプロセスを経ないと
現状を自分で認識したとはいえず、

やる気のスイッチも入りません。


ぜひ、あなたの
思考の威力を取り戻す第一歩として

「人を責めない」
=人はだいたいにおいて善良である
という前提で考える習慣を持つことを
オススメします。



TOCfEの思考ツールは、
面白くて私自身がもっと使いたいので
コンサルティングのクライアントだけでなく
コミットメントの高いメンバーで
実践コミュニティをつくろうと思っています。


興味がある人は
こちらの本を買っておいてください。
(国際認定プログラムで学んだ3つのツールの解説書です)

http://m2kt.net/kfrc16046/31471



それでは、また!

今日もありがとうございました!

       タナカミノル