九州の福岡に住んでいた高校1年生のとき、
わたしは父親をなぐったことがあります。

典型的なダメタイプの2代目社長だった父親は
能力に見合わない財産と事業を手に入れてから、
最終的にほとんどすべてを失いました。

私の知らない間に母と離婚し、
私の知らない間に実家を売り払ってました。

(当然ながら、父親の姉弟妹たちはみな
 いざ、自分の権利だと思っていた遺産がなくなると知ると
 怒りくるったらしいです。私の思い出の品も全てLOSTです)


実家ぐらしをしていた高校時代のあるとき、
鼻血を出した中学1年生の妹が、
泣きながら私の部屋にやって来ました。

妹は何も言わないでただ私の部屋の前で泣いてましたし、
私がなにかアクションを起こす義理もないと
思いたかったのですが、事情は想像つきました。

リビングに行って、私は父に吐き捨てました。

「おやじが暴力に訴えるなら俺も同じことをする」

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先日の院長先生の話、

「自分が経営する病院内で
 妻が男性スタッフと不倫行為している場面に
 鉢合わせた院長」の件には

「答えを教えろ!」という趣旨のメッセージを
数件いただきました。

「なぜ、裏切られてるのに、
 とても幸せな気持ちになるのか」と!

「特殊な性癖があったのか?」

「マゾなのか?」

「他に女ができていたのを感付かれていたので
 妻から別れる口実をくれて嬉しかったの?」


ぜんぶ違います。


ほんとうに、妻のことを大切に思い、

今後の関係も大切に思っているからこそ、

妻が他の男と関係を持っていることを知って、
妻に感謝し、妻から愛されていると感じるのです。



いったいどんな前提があれば、
そのロジックがなりたつのでしょう?


この話は
堤真一さん主演で映画化もされているので
ご存知の方もいるとおもいます。

http://m2kt.net/kfrc30556/21531


ネタバレになるので、
ココで解説はしません。

解説はしませんが、ヒントだけいうと、
院長の「母親との関係(母の教育)」によって
その前提が成り立つということだけ言っておきます。


重要なのは、
「リアリティ(現実)はどんなふうにも自由に作れる」
ということです。

同じ事実の中でも、
まったく違う現実(リアリティ)を生きられるのです。


同じチャートを見て
「売りのタイミングだ!売りで入ろう」という人もいれば
「買いのタイミングだ!買いで入ろう」という人もいます。

同じタイミングで、
「ここは待ちだ、焦らずにしっかり待とう」という人もいます。


トレーダーとして稼ぎ続けるために
もっとも重要なのは、

複数のリアリティの存在を認めた上で
最適な行動を選び取ろうとする姿勢です。


脳は、意識的に教育しない限り
自分で考えることを避けて
安易に都合のよいリアリティを作り出します。

人を責める態度を取ると、
自分のリアリティが絶対だという
かりそめの「安定」を感じることはできます。

けれどその安定はあくまでかりそめです。
人を責めることで見落としている前提の
「存在」さえも否定することになります。

かりそめではない長期的な安定を得るには、
過去のリアリティを否定する姿勢が必要です。

リアリティを変えずに、
そのリアリティの中だけで物事を複雑に構築しても
そんな安定は盲点からの亀裂があればイチコロで崩れ去るからです。

感情がどのようにできるのか、
どのようにリアリティをコントロールするかは
このオーディオプログラムで学ぶことができます。

http://m2kt.net/kfrc30556/31531




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私が生まれた時に祖父は他界しており、
30歳で家業を継いだ父は指導を受けるメンターが
いなかったのでしょう。

父は怠け者だったわけではなく、
むしろ働き者だったのですが、

何かに行き詰まって思考停止すると
行動できなくなって、

神頼みの念仏をぶつぶつ唱えたり、
一日中テレビやテトリスをしたりして
現実逃避していました。

おしんの旦那さんが
ふて寝して布団から出てこなくなる感じです。
(かなり年配の方しか知らない例えですね)

つい最近まで私は父を責めていましたが
さまざまなメンターとの出会いによって
私自身のヒーローズジャーニーがすすみ、

数年前には「この父親が好きだ」
という感情まで芽生えてきました。

どんなリアリティを生きることもできるからこそ
自分が選ぶリアリティに責任を持つことは
大事ですね。


それでは、また!

今日もありがとうございました!
 

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