私達が人類の遺伝子レベルで持っているフィルターだけではなく
個人個人においても、育った文化や経験によってできたフィルターでも
同じ事実や選択に対して、人によって真逆の判断をすることがあります。

たとえば。

ある人はお肉を食べるのが大好きで、
別の人はお肉を食べることが死ぬほど嫌いだったりします。

ある人は避妊をしてセックスするのが大好きで、
別の人は避妊をしてセックスするのが死ぬほど嫌いだったりします。

宗教的な理由で、特定の動物の肉を食べたくない人向けに
きちんと鍋や調理器具を分けて提供しているお店が好まれたり
宗教的な理由で、避妊をすることで罪悪感を持ったり
文化的な影響で、避妊をしないことに罪悪感を持ったりするわけです。


こういうそれぞれのフィルターで物事を見ているときには、
「どちらが正しい」ということはありません。

それぞれの主張の前提が違うので、
そもそも「どちらが正しいか」
という議論が成り立たないのです。

そしてもし職業の選択や、結婚相手探しなら
「個人個人のフィルター」の違いが
「蓼食う虫も好き好き」になっていいのですが、
皆が同じチャートで売買するトレードだと話は変わってきます。

「値動き」というほぼおなじ情報だけを元に売買する
テクニカル分析において、この「フィルター」を抜きに訓練しても
いつまでたっても稼げません。

稼げませんし、たとえ稼いだ人の手法を学んだとしても
稼いだ人の無意識の「フィルター」については言及されないので
結局、運任せレベルで取り組んで、一部の人だけが結果を出して
あとの人たちは、全然役に立たないということが起きます。

ある意味で、何を見ても世界が一色で見えるような
それぞれの「色めがね」を掛けて、
「あれは青い」「いや、黄色だ」とか
「あれは上がる」「いや、下がる」と言ってるだけなのです。

見ているものは同じものなのにもかかわらず
違うものが見えてる。

聞いてるものは同じなのにもかかわらず
違うものを聞いてる。

学んでるものは同じなのにもかかわらず
違うものを学んでいる。


私たちは特定の一部分だけをひいきして
千差万別、百人十色、同じ世界の中で
事実とは違った現実を見て衝突したり、
通じあった気になったりします。

私たちはさまざまな「色めがね」をかけて現実を見るので、
「誰かが稼いだ」売買手法があったとしても、
それだけではほとんど意味が無いのです。


では、いったい何を意識すれば
その人にとって最短最速で
FXで毎月1000万円稼げるようになるのでしょうか?


それにはまず、
この先どんなことがあっても絶対に忘れてはならない
3つのルールを確認するところからはじめます。


◯私達の種としての本能的なフィルター(色めがね)

◯経験によってできた個人個人のフィルター(色めがね)



こういった(マイナスリターンの色めがね)を超えて
莫大な現金を稼ぐための
トレーダーの3原則についてお話します。