◯第1章:FXで毎月1000万円稼ぐための「考え方/知識」
第3節 継続の安定性のための色めがね(3)
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◯繰り返し起きる感情パターンを観察する
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・どんなときに、感情的な摩擦が起きているか?
・その感情を持つことで、どんなメリットがあるのか?
・それを思い浮かべる代わりに状況を好転する行動は何か?

自分が直接コントロールできない他人の言動や、
自然現象、社会情勢などについて感情を動かす習慣は
トレーダーにとって致命的な欠陥になります。

「コントロールできるのは自分の行動だけだ」という
色めがねですべてを見れるようにならなければ、
そもそもチャートに向かうことは無謀なのです。

その第一ステップとして、まず感情的な摩擦を観察してみて、
その感情を持って摩擦するリターンを考えてみて、
少しだけでもリターンの高い行動に置き換えていくことです。


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◯中心的な対立とその前提を観察する
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・何と何が対立して(葛藤して)摩擦しているのか?
・対立している「A」と「B」それぞれの目的は何か?
・対立している「A」と「B」それぞれの前提は何か?

摩擦があるというのは、シンプルに考えるならば
「主張A」と「主張B」が対立しているということです。

ですが、AとBが必ず相容れないというわけではありません。
たとえば、あなたが3人組で旅行に行った時、
昼食をどこで食べるか決めようとしたとします。

A「カレーにするべき!」
B「ラーメンにするべき!」
あなた「どっちなんだい!(摩擦)」

というときは、それぞれの目的と前提を確認すれば、
あなたにとって適切な選択肢が判断しやすくなります。

たとえば、Aさんが「カレー」をオススメしたのは、
「ご当地の名物カレー店に行く」という目的で
前提は「旅行では思い出に残る食事体験が重要」
ということかもしれません。

逆に、Bさんが「ラーメン」をオススメしたのは、
「すぐ食べて移動できるモノ」という目的で、
前提は「旅行では食事より観光に時間をかけるべき」
ということかもしれません。

ここで、
「カレーとラーメンの歴史的比較」とか
「カロリー」とかを持ちだしても対立はそこではないので
意味が無いのです。

摩擦を発見したら
・何と何が対立して(葛藤して)摩擦しているのか?
・対立している「A」と「B」それぞれの目的は何か?
・対立している「A」と「B」それぞれの前提は何か?

この質問で観察してみると、
自然と摩擦を解消するようになります。

ちなみに、
「検証が大事だとわかっててもめんどくさい」というケースは
このアプローチで、何百人と「検証好き」になっていくのを
サポートしてきました。

「損切りが怖い」もこのアプローチで解消できます。

少し専門的なフォローがあったほうがスムーズですが、
まずはこのような質問で、
少しずつ摩擦そのものへの観察力を向上することです。



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◯同じ摩擦が繰り返し起きる環境を観察する
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・まったくその摩擦が起きない環境があるとしたら?
・摩擦が起きるきっかけを生活から削除するには?
・ルール通りの行動が当たり前になる環境があるとしたら?

ダイエットしているときに
わざわざテーブルの上に
お菓子を置きっぱなしにする必要はありません。

よく喧嘩する人とは
カタカナ電報レベルの連絡で必要最小限の
コミュニケーションを取るようにしたり
連絡先のリストから削除しても、思ったほど困りません。

運動するためにジムに通うのはおっくうだったとしても、
パーソナルトレーナーさんが自宅や職場まで迎えにくれば、
やらざるを得なくなります。(これをやってる人はいます)





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まとめると、
継続の安定性を確立するためには、
習慣になっている摩擦のパターンを観察する。

特に注目するのは、
◯感情面での摩擦のパターンを観察する
◯摩擦の根底にある対立と、それぞれの前提を観察する
◯繰り返し起きてる摩擦を回避する環境がないかを考える

そして解消する「一つ一つ」の摩擦は小さくてもいいので
FXをするとき「だけ」ではなく、日常生活全般を通して、
注目した1点には一気に力を注いで習慣そのものを変えること。

それを、じわじわ繰り返しながら、
涼しい顔でルール通りの売買を繰り返せるような
継続の安定性を高めていきます。

利益の出るルール通りにエントリーして
利益の出るルール通りに決済して
利益の出るルール通りに損切りする
確固とした安定性を確立していくわけです。







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