2023年4月
せっかく自分で台湾の立派な茶器を買って持ってることですし、
台湾や中国に行った時にひとりでも点てられるようにと、中国茶・台湾茶の作法や知識を是非現地で習ってみたい!
と考えていたので、初めての台湾旅行1日目のメインは
茶芸館で台湾茶芸を学ぶ
という予約をして行って来ました。
台湾の茶芸館はたくさんありますが、台湾の桃園空港から入国した1日目のちょうどお昼時に合わせられるように「お食事つき」のプランで、
忠孝復興駅から2駅目の「捷運中山國中站」から徒歩5分くらいにある
「竹里館(ジューリグァン)」という茶芸館に入門しました。
予約の時間 13:20に対して、すごい!天才じゃない!?っていうくらい時間ピッタリに到着しました。
た‥たのもー!
看板が出ているからわかりやすい
テラス席もありますよ
この茶芸館「竹里館」では茶飲もお食事もできます
台湾でベジタリアン・ビーガン食を「素食」と表記しますが、「竹里館」ではお食事のメインは「素食」のものばかり。小籠包も中の餡にへちまを使ったものなどがあります。
というのも気に入ってたので、ここにしました。
今回は先生とマンツーマンで徹底の熱血個人指導です。笑
台湾茶講座(五大名茶+功夫茶)
今回のコースは台湾の五大名茶と功夫茶について
(一)それぞれのお茶の特徴
(二)香味品鑑(香りの鑑定方法)
(三)烏龍茶の製造工程
(四)台湾の特色茶|産地について
を、それぞれの茶葉で香りと味を試飲しながら学んでいきます。
台湾の五大名茶とは‥
・高山茶
・金萱茶
・凍頂烏龍茶
・鉄観音
・東方美人
どれも烏龍茶ですが、発酵具合で分かれます。上から下の順で発酵度が重くなります。
ちなみに発酵をしてないものは「緑茶」で、全発酵したものは「紅茶」となります。
台湾のお茶は烏龍茶と言っても色が薄いのが特徴ですが、日本で販売されているものよりも香りが高くて味わい深いです。
軽発酵の高山茶は緑茶の方に近いですが、まるで花のような香りが鼻から抜けて、
「あぁ‥台湾茶の味わい方ってこういうものだったのかぁ‥」
と初めて知りました。
台湾茶器の名称や役割、お茶を淹れる手順についてもみっちり教わりました。
台湾茶器の見た目と魅力にとりつかれて自分でも買ってしまいたくなったのは、このサイズ感もありますね‥。
そして、台湾の茶葉は手摘みで枝先の3葉程度をそのまま発酵→攪拌→揉捻(もむ)→乾燥を経てここで初めて「荒茶」となりその後は各お店や茶芸師によって焙煎されるそうで、
淹れた後の茶葉はこのように元の葉の形に戻るのです。
これも日本とは違う大きな特徴になりますね。
一通り、入門としての茶芸講座の修得後は名前入りで認定書が授与されました。
そして、おみやげに今回講習で習った五大名茶の茶葉セットつき!
やったー!ヾ(o´∀`o)ノ
最後にお茶請けつき。
オプションで点心のコース付き
茶芸の講座と一緒にお食事もオプションで楽しめます。
お食事は講座の先か後かを選べたので、お昼の時間の関係で先にいただいていました。
お野菜たっぷりの前菜
飲み物は別料金で
冷たい鉄観音烏龍茶をいただきました。
グラスの底の方に、鉄観音のゼリーが仕込まれているんです!
なんて斬新な!
右は大根餅で‥
左のはなんだろう‥
蛋餅(ダンピン)かな‥?
おぉ‥韮がたっぷり入っていました。
外側はパリッとしていて、中もちもちー。
小籠包もっ!
こちらはさっぱりと飲みやすい薬膳スープ。
薬膳スープもものすごく大好きで日本にはあまりお店がないから自分で作れないかと本を買って勉強したりもしていたのですが、
そもそも本場の味を
最初に知っておくべきだろう‥
というのも今回の初めての台湾の目的です。
台湾に来たら「四神湯」を味わいたいなーって思っていたのですが、一般的なのはモツや骨ごとの肉が入っているところ、こちらではさすが!「素食」とあって、体にいいものばかり。
やまいもかな‥
里芋かもしれない‥
タロイモ‥?やむ芋‥?
「はい、おこわですよー」
って持ってきてくださったのは、豆のおこわでした。
これもなんだか懐かしくてやさしい味!
お食事の最後はお茶請けにもなる甘味。
あぁーーーーーーーーー
(´Д`) 移住したいわぁ‥
* * *
いつもぴとっとありがとうございます。
竹里館(ジューリグァン)
茶芸講習 : 中国語コース・日本語コースがあります。
功夫茶も合わせた講習は年1~2回程度の開催
料金 : NT$1500~NT$3750
予約 : コースの予約は2名以上からです
今回は日本から1名での参加ということでお問い合わせして、特別に功夫茶も体験できるものをご用意していただけました。ありがとうございます!
時間やお仕事に追われる毎日の中で、
少しだけゆっくりとお茶と茶器に向き合える静かな落ち着いた時間を体験できました。