2023年4月
「台湾原住民」
って何でしょうか?
漢民族が台湾に入ってくる前から台湾に生きていた部族は法で認められているだけで16もあり、その呼び方も法で決められていて「原住民」というそうです。
現在もその末裔の方は人口の2%ほどいらっしゃるとのことで、各地の老街などで部族の文化である織物や編み上げたかご製品が売られていると聞きます。
台湾という地が位置するところからすると、東アジアでもフィリピンやインドネシアの部族に近いのかな?
原住民博物館は故宮博物院に隣接してるのかと思ったらなかなか場所がわからずに、故宮博物院の案内係の人に道を聞いたら
「一旦通りへ出て左の方に5分くらい歩いたところですよ」
と丁寧に教えてもらいました。
故宮博物院にはクロークとなる無料のロッカールームがあるのでそこで大きな荷物を預けて、
お昼のミニ国宝宴コースでおなかいっぱいだったので、少しお散歩しながら行きましょう。
原住民文化主題公園
通りに出てから左手に大きく広がる原住民をテーマにした公園があります。
今日も夏日ですが湿度はそれほど高くないので木陰にいると涼しそうです。
のんびり公園をお散歩なんて久しくしてなかったですね。
昨日と今朝も山道と石段を歩きすぎて、
足がぷるぷるしていますが
頑張って歩きます。ρ(・ω・。)
今や台湾の新幹線や列車の名前の「太魯閣(たろこ)号」「プユマ号」にも使われていますが、「太魯閣(たろこ)」「卑南(プユマ)」は部族の名称です。
「阿美族」や「パイワン族」などもよく聞く名前ですね。
各部族をあしらった石碑。
16もの部族原住民がいるというだけで、歴史を感じます。
影の出演
日本はアイヌや琉球は元々日本国ではないという議論から「日本の原住民」とにわかには決められない説もあったり、それを言うなら「大和族」という皇室から派生した単一民族だという意見もあったり。
でも、八丈島くらいまで遠ざかった島しょだとルーツは違ったりするのかな?
だから、日本だと「〇〇族」というのがルーツとしてはそんなになじみがないかもしれない‥
今夜は父さん特製のとろろ芋だぞぅ
原住民博物館
お散歩しながら到着
最初に行っておきますが、飼い主は博物館系が大好きです。
自然史博物館なんかはもう泊まりたいくらいです。(←ナイトミュージアム?
原住民博物館と故宮博物院のお得なセット券というのを事前にネットで予約していたので、受付でバウチャーから交換してもらいました。
館内入口の原住民の船
海に面した部族は船で網や銛をつかった漁をしていました。
船に装飾が施されているというのも興味深いですよね。
この、「装飾模様の細かいパターンの繰り返し」というのがなんとなく共通の特徴のようにこれから先に見学する展示品にも色々と見て取れます。
館内はB1Fから4Fまでテーマごとに分かれて展示されています。
あぁ‥涼しい‥
タオ族の家屋
住居の用途別に色々な離れを作っていたようです。
ここはやぎ部屋かな?
なんか干してますね‥
編み上げて作る「編容器」
編み方はすごく色々あり‥
こんなにあるのか‥(;゚Д゚)
顔つきはアジア系ですが一気に原住民感があります。
刺青をする目的は多岐にわたるようです。
手柄を挙げた時や部族間の識別や身分を示すためやファッションのためなど‥
男性は胸や背中・肩に入れるのが多く、女性は手に入れるのが多いみたい。
右の男性の胸元にはしれっと顔の刺青があるのですが、これは
「首を刈った証」
なんですって‥((((;゚Д゚))))
刺青の道具
喫煙の習慣は万国共通
こちらは女性の木製のくしと、ワックス用の板。
成年男子が身に着ける刀剣
どことなーく着衣はブータンとかチベットの民族衣装にも似ている‥
映像では屋根の上からおもちをまいている光景が流れていました。
この風習って何だろう‥?
と思ったものが、意外と日本ではないところでも近しいものが観られたりすると面白いなぁ‥って思うのです。
え‥
そうでもないですか‥?
* * *
いつもぴとっとありがとうございます。