2023年7月20日(木)-7月21日(金)

 

 

CT検査前夜

抗生剤投与3日目の前夜

 

食欲は回復したけれど、ウエットフードしか食べずにカリカリが食べられない。

調子がいいと飼い主のそばまでローソファーに登ってくるけれど、

ずうっとキッチンカウンターの下のお水飲み器の隣でじっと寝ているので、

昨夜は一睡もできずに飼い主もその隣に添い寝する格好で、フローリングに枕だけ置いて

ぽんちゃんと向かい合って横になっていました。

 

明け方頃には、気づくとあーにゃんもうるるんもみんな近くで横になってぽんきちを囲んでいました。

 

 

CT検査当日

健康な猫でもCTスキャンをするための全身麻酔には最悪、心停止などもリスクがある中で、

高齢のぽんきちは耐えられるだろうか‥

 

でも、この2~3日はそれなりにちゃんと食べさせて、連休の時よりも体力は回復しているはずだから信じよう。

 

 

やっぱり後部座席の方がいいの?

 

 

今日の検査を受けに来た医療センターは、かかりつけ病院からの紹介がある場合のみの二次検査からそれ以降の治療ができることを専門とする大きな総合病院です。

 

 

 

ぽんちゃん‥ 初めて見る病院からの窓の景色だね‥。

 

はじめに、担当の先生から検査について長い説明がありました。

対話しながら、

 

一箇所でも腑に落ちない点があれば、

そこでやめて帰宅しよう

 

とも思っていました。

 

そして、CTを撮るためにリスクのある全身麻酔を回避した治療の可能性についても議論しましたが、総合的に考えて「CTは不可避だな‥」と結論づいたので、そのままぽんきちを1日預けて、検査を進めることに。

 

 

 

 

 

検査後

 

無事に生還しました。

 

まだ、体全体に麻酔が残っているせいで、

足腰がふらふらで本にゃんはとても興奮気味で涙目になっています‥。

両腕が血液検査や静脈点滴で痛々しいことになっていることに、

それでも頑張って耐えたんだなぁ‥と

飼い主も涙目になってしまいます‥。

 

「さあ、ぽんちゃん‥

お家に帰ろう」

 

 

夜の7時過ぎまでかかってしまいましたが、

検査結果を細かく先生から説明を受けました。

 

 

咳や開口呼吸の呼吸不全について

どこに原因があるのか特定できていなかったため、

CTは今回頭部と胸部を中心に撮りました。

 

その結果、

 

気管支の奥の方に左肺へつながるあたりで

何か「できもの」が気管支の内側に癒着しているようで、

そのあたりの気管の直径を3分の1くらいを

塞いでしまっている

 

ようでした。

 

かつ、

 

左肺の方はレントゲンでは「肺気胸」かと見えていた箇所は実は肺気胸ではなく、

肺の内側に「ブラ」(=気体を包み込んだようなのう胞)が肺の半分くらいを占めているようで、

これが呼吸を圧迫しているのではないか‥?

 

ということがわかりました。

頭部はまったく問題なし。

 

 

いずれにせよ、それらの病変らしきものが何なのかを判定させるため、

今回の検査では同時に

 

気管支へ内視鏡を通して組織を切り取って摂取し、

検査にまわす(※)

 

そうです。

 

検査結果は1週間後ですが、

 

場合によっては本格的な手術も必要で、肺の一部を摘出しなければならなくなります。

 

 

血糖値はどうなりましたか?

前回の検査のときには血糖値が標準の3倍以上あったものが、

今回事前検査として再度血液検査をしたのですが、正常値になっていたので

糖尿病の疑いは消えました(←あっさり

 

 

「ここまで数値が高いのは外的な緊張・不安では上がらない数値なので糖尿病の可能性が高いですねー」

 

と言われていた前回の都心で臨時的に診てもらったオピニオンはいい意味で期待を裏切ってくれた結果になります。

 

 

思い当たる「節」としては、

前回は車で都心まで行ったときに、ものすごくパニックになっていたのです。

実際、車内でよだれだらだらで吐いちゃったりもしたし、

それくらいストレスがあったんだなぁ‥って思いました。

 

 

パニックを抑える猫の車での移動方法

 

今日、同じように車で往復したときは、前回から学んで対策を立て、

 

1) まず、車に乗せたらすぐキャリーから出してあげて、

エンジンを掛けずに車内を散策させてあげる

(今は猛暑なのであらかじめ室温管理してから)

 

2)エンジンを掛けてもしばらく15分くらい発進させないで慣れさせてあげる

 

3)自分の居場所を見つけて落ち着いていることを確認したら、移動する

 

そうすると、今日は「旅慣れたにゃんこですね!」くらいに落ち着いて移動できたので、

それが検査結果にも繋がったのかも知れません。

 

 

おかえり、ぽんちゃん

まだ完全に麻酔が切れてないため、ぽへーっとしていて足腰に力が入らないのですが、

気管支に麻酔のための管を通したり、内視鏡を入れたり、組織を切り取ったり

ということもあり、大分「のど」に負荷がかかっているので

お家に帰ってからもしばらくは口呼吸でした。

 

 

みんな心配で待っていたお留守番組みとの再会。

 

 

 

*   *   *

 

いつもぴとっとありがとうございます。

 

 

今まで、何が原因でそういった症状が出ているのか?

が、さっぱりわからなかったところから、

気管支内部奥の腫瘍のようなものが原因かも?

というところが見えてきて進展した実感がします。

 

 

 

金額感

最初、電話で検査の問い合わせしていたときに、電話口で、

 

「だいたい30万くらいですねー」

 

って聞いたときに、CTってそんな高いの!?

って、身構えてしまって不信感すら覚えたのですが、

 

今日の術前の先生からの丁寧な説明とその内容の見積もりを出してもらったときに、

 

 

 

あぁ‥

 

CTだけで30万ってことではないんだね。

それにかかる検査などが「ちりつも」でそうなるのかぁ‥

ってわかって納得して安心しました。

 

 

ぽんちゃんが生きて帰ってこられるか不安でしょうがなかったときは気づきもしなかったのですが、

病院前の駐車場の真ん中に停めたら後で気づいて

ナンバーを見て右は練馬、左は大宮‥

あぁ‥やっぱりいろいろな関東各所から来診されてるんだなぁ‥

 

 

がんばったね‥がんばったね‥