女性の人生50から。

 

 

活かすも殺すも自分次第♡

大阪上本町

姿勢改善エクササイズ

美姿勢makingの山本道代です。






55歳のこの夏。

初めてチャレンジした事が

私の心の大きな宝物となりました✨


時系列のお写真とともに

忘備録として

残しておきたいと思います。



********



まずはこの度の経緯から。



去年2月

コロナ禍真っ只中。

人に会う事もままならず…


安易な気持ちで始めた習い事。


それは茶道でした。


54歳での未知の世界。


きっかけは

らせん美を伝えていくには

お着物もきちんと身につけたい。



着付けを習っても

着なければ忘れてしまうだろう。


忘れぬよう

まぁお茶でもやってみようかな〜


そんな安易な思いから

私の茶道生活は始まりました。


それから

一年半。


お茶というものは

私の日常とは正反対でした。


スマホ禁止。

ネイル禁止。

アクセサリー禁止。

白い靴下に

できる限り地味な服。

自分を黒子と化していくような…


そして何より

うちの先生は厳しいです😅



一挙一動

一挙手一投足

指の先まで

厳しく細かく叱られます。



自己流の正論はさておき。


自分の知らない世界に入るのなら

全てを素直に受け入れるべし。


これは私の人生の鉄則です。


毎回毎回

失敗を繰り返しながらも

徐々に私の心に変化が訪れます。

(どんな変化はまた後日。)


兎にも角にも

これは本気でやってみようと決意をし

できる限り

お稽古に足を運ぶようになりました。



うちの先生は

厳しいけれど…

本気でぶつかる者には

経験を与えてくれます。



失敗してもいいから

やってみなさい。


というわけで

先日の

夏の稽古茶会。


未熟すぎるわたくしが

亭主という大役を

仰せつかることになったのです(゚o゚;;


55歳の初体験。

振り返りに

しばしお付き合い頂けますと幸いです🍀



*・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。. .。.:*・゜゚・*




2022年8月21日



夏の稽古茶会

「幕末に想いを馳せて」

亭主 山本道代



まずは待合の様子から。






茶会のの2ヶ月程前に

先生からお役を仰せつかり

そこからは準備にてんてこ舞いです💦



まずは趣向から。



近頃教室で話題になっていた幕末。

その幕末の

天璋院篤姫を題材に

繋げていきました✨

「会期」を書く事にも挑戦し

字が苦手な私にとって至難の技でした😂

巻紙2本使う始末。

こんなに習字を習っておけば良かったと

後悔したことはありません💦




教室の稽古茶会なので

初心者の私の思いを
大切にして下さいました🍀



お気に入りの文箱に

篤姫の小説を忍ばせたり✨



幕末といえば

開国。

開港記念切手をお軸に見立てたり✨





汲み出しはラムネをご用意しました。

幕末の大きな出来事の一つ

ペリー率いる黒船来航。

そのペリーの大好物がレモネード。

ラムネはレモネードが訛ってラムネとなり

今も日本で親しまれています。




お正客様のみですが

汲み出しのグラスは「薩摩切子」

をご用意しました。

薩摩切子は

薩摩藩主・島津斉彬が

たいそう力を入れた工芸品です✨




さあいよいよ

緊張する鼓動を感じつつ

一席目がスタートです!




皆様!

本当にお忙しい中

天候のあやしい中

貴重な日曜日に

いろんないろんなご事情の中

今日という日に

よくぞお出まし下さいました!

感謝の気持ちでいっぱいです!

ありがとうございます!

もう後はなるようになる!





事前の準備と

そしてお客様を信じて

どうぞ楽しいひとときを

お過ごしいただけますように‼︎

祈る思いでスタートしました。






コロナ禍の為

濃茶は控え

お点心と薄茶のみのお席です。






お軸は

篤姫の養父でもある五摂家のひとつ

近衛忠煕公筆。

表題は寄鶴祝。






香合は夏らしく緋扇貝。





点心のおそうめんは

お社中仲間で

プロ料理人でもあるN君にお願いしました。






主菓子は

鶴屋八幡製 水月





中立を挟み

後座の花へと移ります。



竹の花入れに

藤袴

女郎花

吾亦紅。

秋を感じます。




粛々とお席は

進んで参ります。




点前座は

鵬雲斎大宗匠好の「行雲棚」

水差は「宗胡録」





お干菓子は亀谷伊織の

「渦巻(煎餅)と夕顔(洲浜)」






お棗

鵬雲斎大宗匠好の三光棗

お茶杓

建仁寺竹田益州和尚作

銘 一筋

まさに幕末を生き抜いた者達の

心意気と重なる言葉。




最後に

この度大変お世話になりました
お水屋の皆様と♡




 
お茶を始めて一年半。
未熟な私が
このような大役を経験させて頂き
先生はじめ お社中の皆様に
心より御礼申し上げます。
皆様の胸をお借りし
思い悩みながらも一つの事に
誠心誠意向き合ったことは
私にとって大変貴重な経験となりました。
亭主を務めてみて初めて見えた 
一期一会のお茶の世界は
今後の私の財産となります。
何よりお茶会に向け
幕末の事を勉強して下さったり
温かいお言葉をおかけ下さったり
様々な面で皆様の優しさや温かさを
ひしひしと感じ
感謝でしかありません。
先生、皆様、本当にありがとうございました。



最後は

感謝が溢れて

涙が止まりませんでした。






55歳の夏。


大切な思い出です🍀*・゜゚・*:.。..。.:* .。.:*・゜゚・*