【小暑】ー愉しむ•緩める•巡らせる | 月のおとだよりー漢方アロマセラピスト・グリーフ専門士 miho

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愛知県日進市にある小さなサロン・スクールです。
ここは、植物、香り、音…自然の力でこころとからだをゆるめて満たす,
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東洋医学とアロマ、日々の食事。心とからだの声を聴いて、自分を大切にすること。
大切なものを見つけにきませんか?


こころとからだの声を聴いて

本当の自分で生きていく。


漢方アロマサロン 月のおと 主宰

こころとからだの癒しびとmihoです。




小 暑


7月7日、七夕🎋から

二十四節氣の11番めの『小暑』

に入りました。



夏の節氣の5番めです。



実際はまだ梅雨明けしそうにありませんが

小暑を迎えると、じわりじわりと本格的な

『にっぽんの夏』が近づいてるよー

の合図です。



じめっとした空気と氣温の上昇とともに

慣れない暑さやエアコンの効き過ぎで

体調を崩しがちだったり

身体にたまった湿(水分)が消化機能を鈍らせ

食欲不振や消化不良などのトラブルも多くなりますあせる



引き続き湿を溜めこまないように。


そして、次にくる「大暑」に向けて。


「暑邪」に負けないように心身を調えて

夏を乗り切る過ごし方にシフトしていきましょう。



過ごし方のポイント



梅雨明け後の夏の過ごし方のポイントは…



愉しむ•緩める•巡らせる



✔︎愉しむことで『心』を豊かにし、血と氣をたっぷりと巡らせる。


✔︎適度に汗をかいて、しっかり水分補給を。


✔︎からだの冷やしすぎに注意。


✔︎お茶を飲んでほっこり時間も大切に。



⌘おすすめの過ごし方



夏は五臓六腑の『心』『小腸』

深い関係があります。


心臓(心)へのストレスが多くなる季節です。



夏のストレスといえば、暑さ(暑邪)、

睡眠不足、食欲不振からの栄養不足、

室内外の極端な温度差…etc

 


身体はこれらのストレスに対応しようとして

交感神経がonになります。



陽が強いこの時期は、活動も活発になり

知らず知らずのうちにがんばりすぎちゃう

なんてことも。



そんな時は


森や山や海で自然を感じながら過ごしたり

近くの公園を散歩したり

アートや音楽などを五感で愉しんだり


少しゆったりする時間を大切にしてみてください



小暑の七十二候にもあるように

この時期に咲き始める蓮の花の鑑賞もいいですね





そして…

夏こそのんびりティータイムをコーヒー



ひとりでお気に入りの本を読みながら…


大切な人とまったりおしゃべりしながら… 


気のおけない友達と

おいしいお菓子をつまみながら…


季節のハーブティーを愉しむ照れ



氣が急いている時こそゆっくりと

お茶を愉しむ時間を持つことは、

『心』を養うことにも繋がります。



陰陽五行説では、『心』

『喜び』の感情と繋がっている

と言われています。



『喜』は、心や血管をリラックスさせて

氣を巡らせ、からだを適度に緩ませる

働きがあります。


緊張していても、笑うと体の力が

ふっと抜けることもありますよね。



そして、笑うことは免疫力を活性化させる

とも言われています。



逆に『喜』が強すぎると、

緩み過ぎて循環を低下させ

興奮状態が続き眠れなくなるのでご注意を。。。



⌘おすすめの食材


まだ雨の日も多く、湿をためこみやすいので

水分調整の上手なものを摂りましょう。



むくみが氣になる時は



いんげん豆・もやし・モロヘイヤ

きゅうり・冬瓜・とうもろこし・

小豆・黒豆・緑豆・玄米・ハトムギ・

アスパラガスなど


暑い時も

氷やキンキンに冷えた飲み物よりも

きゅうりやスイカ、冬瓜など

身体の熱を取るほうが身体に負担がありません。



それから

生姜、紫蘇、みょうが、長葱、三つ葉など

香りのある食材は気の巡りをスムーズにするので、

梅雨の時期、胸のつかえ感がある、食欲がないときに。


香りで食欲を増進させ、辛味で体を温め、

ほどよく発汗を促して湿を発散、

血行をよくし代謝をUPさせます。


さらに、生姜や長葱は抗菌力をもち

紫蘇には強い防腐作用があるので、

食あたりの増える梅雨の季節にはありがたい食材ですね。


梅醤番茶、梅干し、梅酢、味噌汁

夏バテ予防になります



梅雨の頃に胃腸を元気にしておくと

真夏に美味しく食べられる&飲める♡

季節をちょっとだけ先取りして

次の季節にからだを万全に!

が薬膳の考え方なのです。



⌘おすすめのアロマ



パチュリ

ペパーミント

グレープフルーツ

ネロリ

ジャスミン

ラベンダー


水分調整や熱を取るのが得意な

精油やハーブがおすすめです。



暑くて眠れないときには

涼性で養心安神できるラベンダーなど

花の精油が

心地よい眠りを助けてくれます。



暑くて湯船につかりたくない

そんな時には精油を入れた足湯も

おすすめです。



足元は意外と夏でも冷えていることが多いので

足湯で足を温めるだけでもほっこりしますよ。



楽しむ?愉しむ?


ところで…


「楽しむ」と「愉しむ」の違いはご存知ですか?


楽しむは

与えられたこと(物理的に)に対して

楽しくすごすこと。


愉しむは

自分自身の気持ち、思いから

感じ生まれるたのしい状態。


だそうです。


私は後者がいいなーと思ったので

『愉しむ』を使っています。



旬の食材や精油やハーブなど自然のめぐみを

味方につけて

蒸し暑い夏を少しでも快適に

愉しんで過ごせたらいいですね。