【冬の土用入り】ーおすすめの過ごし方。 | 月のおとだよりー漢方アロマセラピスト・グリーフ専門士 miho

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東洋医学とアロマ、日々の食事。心とからだの声を聴いて、自分を大切にすること。
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東洋医学✖︎アロマセラピー=漢方アロマ

しなやかな身体とマインドで
自分らしくしあわせに生きる
漢方アロマセラピスト&講師の
藤代みほです。

はじめましての方はこちらからニコニコ

 

1月17日から冬の土用に入りました。

 

土用は年に4回

季節の変わり目にあります。

 

立春・立夏・立秋・立冬の前日までの

約18日間を「土用」と言います。

 

土用は「土旺用事(どおうようじ)」の略で

土の氣が盛んになることを意味します。

 

「変わり目」ならではの不安定さに加えて

「土の氣」が持つ破壊と再生の作用が強くなり

地上の氣全体が乱れて影響が出ると言われています。

 

…なんのこっちゃ?かもしれませんが。

 

 

年に4回、季節の変わり目にある土用は

陰陽五行(木・火・土・金・水)

理論をもとにした雑節のひとつです。

 

春・夏・秋・冬に五行も木・火・金・水を当てはめて…

 

木=春

火=夏

金=秋

水=冬

 

あれ、土は?

 

余った土を各季節の移行期間においたのです。

 

土は命が最後に還るところ。

新しい命も土が育むという性質から

古い季節と新しい季節の間に

「土用」をおいた

といわれています。

 

 

また、陰陽五行論では

人の身体の臓腑にも五行を当てはめて…

 

木=春=肝(胆)

火=夏=心(小腸)

金=秋=肺(大腸)

水=冬=腎(膀胱)

 

で、土はというと、脾(胃)。

に対応しています。

 

 

は、生命活動のエネルギーである

「氣」を作り出す臓なので

の働きが鈍ると、からだ全体が不調に陥りやすいのです。

 

 

なので、土用の期間は

胃腸を大事に!

と言われているんですね。

 

 

土用に起こりやすいこと

 

 

私も、土用の時期はなぜだか眠くて眠くてしかたないです。

(満月の時期も)

 

 

土用に避けた方がいいこと

 

 

土用期間に土いじりをすると

土の神様(土公神)が怒って

祟りを起こすと言われています。

 

また、新しいこと、移動することも

控えた方がよいとされています。

 

 

食べるといいもの

 

夏の土用には「丑の日」に「う」のつくものを食べると

いいと言われていますが

(これ、実は鰻屋と平賀源内によるマーケティング戦略との説もあります)

 

冬の土用は

 

 

 

などを食べると運氣がUPするといわれていますアップ

 

 

冬土用のおすすめの過ごし方

 

 

この土用の時期は、年末年始の疲れも出る頃。

 

ちょっと疲れてるかも…と感じたら

一旦、立ち止まって休むことも大切なこと。

 

 

土用はしちゃいけないことも多くて窮屈に思うかもですが

私は、土用を次の季節を万全に迎えるための

 

心と身体に向き合ってととのえる最適な期間

 

と捉えています。

 

 

 

 

土用を制するものは…

 

 

20日から二十四節氣の【大寒】に入り

1年のうちで一番寒い時期がやってきます。

 

そしてそのあとは【立春】、暦の上ではもう春です。

 

 

本来は人間も自然の一部。

 

二十四節氣や雑節、月の満ち欠けは

季節や自然のリズムに合わせて過ごすと

なんとなく調子がいいよ

という、古代の人から受け継いだ生きる智慧です。

 

自分の心と身体の声を聴いて

自然のリズムに合わせて生きる。

 

それが、しなやかに人生を生きる秘訣だと思っています。

 

春を待つ冬眠中の動物のように

焦らないで。

自分をいたわりながら

旧暦の新年である【立春】に備えましょう。