今年のセンター試験から早くも約2ヶ月、

国立前期試験から約3週間が経ちました。

 

今年度の結果ですが、医学部出願を断念して

旧帝大の医療系学部に行こうとしましたがダメでした。

医学部ではないのでサラッと書きますが

去年と同じところです。

 

私立は受けておらず、国立中期、後期も出さなかったので

(出しとくべきでした。前期終了で気が抜けて、今までほとんど

勉強していません)、昨年度に続いて失敗に終わりました。

 

ブログを書き始めてから2年続けて読者の方々に

失敗の報告をするのは情けないことです。

申し訳ありません。

 

 

今回は今年度の失敗の原因と、その経験を基にして、

来年度に医学部を受ける予定の読者の方々に

少しでも役立てるようなことを書いていきます。

 

 

 

宅浪だった今年度は、4月から7月頃までは勉強が

上手くはかどり、苦手の数学を毎日5時間勉強するのも

苦にならなくなっていました。それが躓いたのは

 

日々の勉強が順調で昨年度より理解力が向上

これまでは「そういうものだ。とりあえず暗記」で

割り切っていた細かい部分の理屈が気になりだす

自分で調べても解決できなかった場合、宅浪なので

質問できない、ネットで質問しても解決できない事も多かった

ストレスが溜まり、自信を無くしてモチベーションが下がる

 

という悪い流れに嵌ってしまったからです。

 

 

それを何とかしようと大手予備校の夏期講習を取り、その際に

講師にそういう部分の質問をしたのですが、残念なことに

かなりの塩対応でした。

 

あまり納得いく回答をもらえず、それでも何度か質問に行くと

授業で教えたことを質問してくれ、参考書の質問係じゃないから

などと言われました。他の質問者がいない時間帯やタイミングを

見計らって、丁寧にお願いしたつもりだったのですが…

 

まあ、部外者にも親切な講師も多いとは思いますが、

当たり外れがありますし、自分で宅浪を選んだのに予備校に

頼ろうとしたのが間違いでした。

 

かくして8月以降は勉強が嫌になって、解ける問題の復習

ばかりしがちになり、結局、昨年度も解けた問題が解けた

だけでセンターも8割前半に終わり、それから二次までは

ほとんど消化試合でした。

 

 

 

今年度に見事、国立医学部に合格したある仮面浪人ブロガー

の方は予備校生、宅浪、仮面浪人の全属性持ちだそうです。

 

実は私も合格していないことを除けばそれらの

全属性持ちです(^_^;)

それぞれで失敗してきた経験から、成功する為にはこうすれば

良かったなと思うことを、来年度に受験する方に向けて書きます。

 

 

【予備校生】

 

予備校に行くか宅浪にするかで迷っている方には、

予備校を強くおすすめします

理由は上に長々書いてきた通りです。

 

予備校に通うメリットは、良い授業が受けられることよりも

年間を通してペースメーカーになる、自習室が使える、

質問ができることにあるのです。出来れば自習室の席数に

余裕があって、授業担当以外の講師やスタッフにも質問や

添削を頼めるところが良いです。

 

有名講師やカリスマ講師よりも、質問対応が親切な

教えたがりの講師と仲良くなった方がお得です。

 

医学部クラスについていけるか不安な人は

最上位クラスは避けましょう。

 

合格率とか関係ないです。

ついていけなかったら人生の無駄遣いです。

 

授業数が多過ぎると思う人は一番大切な数学だけ

全部出ると決めて、他教科は出たい授業だけ出席して、

週に90分授業10~12コマほどにしておくのが無難です。

自分はレベルとコマ数の両方で失敗しました。

 

多くの授業(週20コマとか)に出たい人は、

長期休暇以外ではテキストの予習復習に専念するべきです。

 

復習は当然として予習も大事です。

 

これをサボると良い授業であっても、

ただ板書を写すだけの苦行になってしまいます。

 

予備校で友達を作る必要ありません。

話をするのは講師や担任だけで十分です。

休み時間にいつも群れてる人達とは距離を置きましょう。

 

上手く利用できれば予備校生活は充実快適で

成功率も高いかと。

 

大手予備校の本科には見た目30~40代の方もいたので

年齢は心配いりません。季節講習は取らなくても大丈夫です。

日本一有名な「化学特講Ⅰ」も本番の点数に反映できる人は

極小数だと思います。

 

 

【宅浪】

 

とにかく外部との接点を持ち、1人で解決できないことが

生じた際には質問や相談ができるようにしておきましょう。

人に聞けばすぐ解決する不明点を、1人で長々考えたり

調べたりするのはマジで時間の無駄です。

 

1人でじっくり考える価値があるのは

数学や物理の難問(良問)だけです。

(それも網羅系やエッセンスをしっかりと

身に着けた後でないと意味なし)

 

英作文や論述の添削が不安な人も多いと思いますが、

どうせ模範解答を大量に覚えないと良いものは書けないので

まずはミスなく模範解答を再現出来るようになることを

目指せば良いと思います。

 

モチベーション維持の為には合格体験記を定期的に

読み返すのがおすすめです。

ネットは受験ブログ以外は極力見ないようにしましょう。

他のサイトは見るだけで目と頭が疲れるので

息抜きにもなりません。

 

 

【仮面浪人】

 

仮面の方は進級と受験を両立させるべきです。

そして志望校は行きたい大学でなく、勉強時間が少なめでも

合格が狙える大学を狙い撃ちしましょう。

 

私の医学部合格作戦などのバックナンバーを読むと

二次は英語数学の2教科で受けられる国立医学部を

狙い撃ちした複数の東大生は受かるべくして受かってます。

 

憧れとか再受験に寛容という理由で旧六や旧帝を目指すと

落ちるわ単位足りないわで途方に暮れる結果になります。

 

一番大事なのは確実に医師免許を取ることのはずです。

 

個人的には、一生医学部コンプレックスに悩まされそうなら

再受験した方が本人の為にも(長い目で見れば)社会の為にも

なると思いますが、現実には

 

「あなたのせいで、本当にその学部に行きたかった人が

1人犠牲になったんだ」

 

と考える人の方が多いはずです。

 

批判ばかりの取るに足らない人達にそう思われるならまだしも

怖いのは多くの大学教員や医学部の面接官もそう思っている

可能性が高いということです。なので、安易に休学や中退を

選べば面接での評価はおそらく低いでしょう。

 

自分勝手なモラトリアム人間だと判断されたら致命的です。

 

それから、多くの国立大学では再受験の際には転学届の

提出が学則で義務付けられています。仮に提出しなくても、

受かった時には”去る者は追わず”で間に合うように手続き

してくれる大学が多いかもですが、過去には正しい手続きを

踏まなかったとして両方から除籍された例もあるようです。

面接中に聞かれてバレたら一発落ちもありえます。

 

 

代ゼミの医学部面接ノートのバックナンバーに、

東北大歯学部から東北大医学部への再受験に

成功した人の体験記が載ってました。

面接で受験と進級について問われた際に、

 

進級にも本気で取り組んでいて、今日(2日目は数学と面接)も

数学と面接の間に歯学部の試験を受けてきました

 

と答えたら面接官に大受けだったそうです。

 

 

仮面の方は、本意でなくとも一度は縁があって入った大学や

学部に後ろ砂をかけて去るようなことはしないでください。

転学前の大学の人を含めて、多くの人に応援されて成功を祝って

もらえるように頑張った方が絶対に良いです。

 

 

 

最後にこのブログですが、今年も継続します。

来年度に向けてどのように過ごすのかはまだ未定ですが

まだ医学部を諦めたくないので、今日から勉強を本格的に

再開しようと思います。

 

模試の成績をアップすると言いつつしない(書いたのは

センター本番の得点率のみ)ような有言不実行のブログですが

来年受験するブロガーの方々、どうぞよろしくお願いします。