ブラ!ビキニ


というご挨拶は、フィジーでもホテルや島やデナラウや観光地ではよく聞くものの、街中ではそうでもない。私はこの挨拶をこの国の『ビジネスブラ』と称しているのですが、最近は私もビジネスというか職場ブログをもっぱらアップするようになりましたので、ブログでのそんな挨拶も板についてきた今日この頃。プライベートブログは本当に久々です。

 

その間、学生のみんなが元気いっぱいである一方、実は私と、それ以上に娘が、実は未だかつてない体調不良に襲われてました。久々のブログがそのご報告というのも情けない話だけど、自分がネットで調べるにつれ、原因も症状も確定されて来たし、『これは絶対にシェアしなければ!シェア!』という強い使命感にかられてきたので、そのことについてご報告したいと思います。

 

 

【ある月曜日】

 

日曜の夜、ご飯を食べ終えた後、「ちょっと食べすぎたかも」と何度からトイレとリビングを往復し、もう落ち着いたから大丈夫、と行って就寝した娘。

日付が変わって丑三つ時から朝方まで、体(右腕と右手)の痛みで眠れないと訴える。

泣きながら痛みとしびれを訴えるため、私も万が一のことを想定して救急で朝6時に病院へ運転。

インド人医師の診断は、「肩より上には痛みが全く出ていないので、頚椎や脳に関係する痛みではない。多分、筋肉の使いすぎだと思うので、筋弛緩剤を処方しておくね」とのこと。

とりあえず、頚椎と脳に影響はないという言葉に安心して、この日は娘は学校を欠席、私は自分の職場である学校に出勤したのでした。

 

その後、午後娘に「薬局に処方せん持っていった?」と聞くと、「痛みのでる箇所が移動してきて、今は腕じゃなくて脚に移ってる。だから、筋肉ではないと思うから、筋弛緩剤は飲まないことにする」とのライン。

痛みが移動するなんてことがあるのか?なんとも不思議な現象である。

 

同時に、私もなんだか全身が非常にかったるい。筋肉痛とも違う、でも全身を覆う石のような倦怠感。とりあえず、娘の心配をして睡眠不足のせいかな、と自己判断をして、この日は二人とも早めに寝る。

 


【翌日の火曜日】

 

学校の先生に「明日は統一テストの日なので絶対にきてね!」と念を押された娘は、とりあえず痛みが引いたとのことで頑張って登校。このテストは豪州の統一テストなので、今のところそっち方面の大学進学の予定がないので休んでもいいのですが、娘は点取り虫なので平均点上げるために、こういう時は重宝されるのです。

 

が、ガンガン冷房のききまくっている娘のインター。教室でテストを受けているうちに脚の痛みが酷くなり、いつもはリアクションが薄くて薄氷のような娘が、ありえない大暴れをして痛みを表現したらしい。気づいたら先生から着信履歴多数。私も職場で心配しながら、自分の顔がありえないほどむくんでいくことに気づくが、それは全て後回し。

 

でも、常にその痛みに襲われているというわけではなく、周期的なものだし、その周期の間隔も広がっていく。それが良くなっている兆候だと信じつつ、痛みを忘れている合間には、夜に二人で「おっさんずラブ」の動画にどハマりしていた。

日本のテレビ(ニュースとバラエティ)は観る気がしないほどオワコンだと思っていたけど、日本のドラマは最高に面白いなー!

 

と楽観的だった私も、この日の深夜から膝や肘の痛みに襲われて目を覚ますようになる。

なんか骨がギシギシと痛む感じ。成長痛かしら。。。(あたちはもうすぐ45歳)


娘は蕁麻疹が出てきました。

 


【水曜日】

 

朝起きたら、骨の痛みは和らいだものの、筋肉の倦怠感は増すばかり。今まで、ボディビル時代にも筋肉痛は散々お友達になっていたが、そういう痛みではなく、ひたすら張っていて硬くなっていて、血の巡りが悪い感じの倦怠感。

校舎で学生を捕まえに坂を登るのもきつい(涙)。外に出ると、太陽が眩しくて視界がオレンジに見える。半個室のブースになってる我が職場は幸いにも一部死角なので、この日は密かにシクシク泣くという鬱症状まで現れてきた。。。

 

自分はともかく、娘の症状については、原因さえ特定されれば少し安心するんだけど、という話を同僚としている中で、「私も同じ症状でしたよー!風邪の症状っていわれました!」と耳にするものの、娘も私も風邪っぽさはない。でも、痺れと痛みで眠れないという点は同じなので、フィジー特有のウィルスなのかもね、と話しつつ、全く違う話の脈絡の中で、私たち、全く同じものを食べていたことが判明したのです。。。。。

 

同じ魚屋さんで、同じように勧められた、同じ魚!

 

彼女が発症したのも、この魚を食べた後。そして私たちの症状もそう。

 

私はずっとSNSでフォローしている佐藤尚之さんのアニサキスの話を読んでいたため、もしやそうではあるまいかと思いつつ「魚 痛み 痺れ」等、娘の症状と自分の症状を打ち込んで見たら、アニサキスではないものの、いやーもう間違いない!というくらい該当する記事が次々に出てくるではありませんか!

その名も、シガテラ毒

過去には、世界仰天ニュースで取り上げられたこともあるらしい(番組の内容はこちら)。

その他にも、シガテラと検索すると出るわ出るわ、日本では沖縄に多い症例らしい。。。

 

そして、恐るおそる英語で "cyguatera fiji"とググって見たら、はい、ピンポーン。

ガツンとCyguatera Fish Poisoning in Fijiと、国際医療研修機構から、フィジーの魚について警告が出ていましたわ。

そして、関連する記事もわんさかわんさか、、、なんでも、南太平洋の魚を食べて発症する中毒症状らしいのです。

 

続く

 

※注釈するまでもありませんが、上記は自分たちの体験と症状に基づいた主観的な記事ですので、その点をあらかじめご了承くださいまし。

 

※基本的に我々親子は元気ですので、週末の外食写真を毎回添付しときます。ご安心あれ!

 

 

食欲モリモリ娘さん

朝ビュッフェ第一ラウンド

第2ラウンド、以後省略。
食べられるって素晴らしい…