本日も出勤。夫が、寝坊して遅刻ギリギリだったため、弁当はなし。
燃えるごみも、ダメ母が、出す。マイちゃんのうんちも始末、きのうの夜まわしといた洗濯物も干す。
ダメ母、上出来の朝である。

じつは、今朝はちょっと緊張している…

今日から店長が、帰ってくるのである。
店長、32歳、独身―有給休暇を消化するため、先週1週間東京にお里帰りしていたのである。
先週1週間、店内の空気は、ほのあたたかく、軽やかであった。

「店長?店長はやさしーですよ!」
と、言っていた女子大生バイトの可愛い女の子…
「そ、そんなの君にだけだ!決まってんじゃんかー」
と、心の中で叫んだわたし…(その彼女も今はいない…)

きのう、りんご(娘の名)の友達のおかあさんに会ったところ、
「この間、接客してくれたの店長だったわ。」
「…ど、どうでしたか?」
「う…ん、ちょっと、つらいわねー。こう、人を見る感じ…人を見る感じなのよね。だるそうだし…歩き方なのか、髪型なのか…」
はい、決して、はつらつとはしてません…
(ま、店長の立場にたって弁解すれば、その日は、前の晩から未明まで棚卸して、明けて遅番に入っていた日なのであるが…)

店長の朝礼。やはり、土筆田のことには触れず。

今日は春物の大量納品があり、さばくのに必死。

遅番のオッスィが
「玉田(わたしの名)さん、ちょっと…」
と言って、日曜の夜の送別会に誘ってくれた。
なんと土筆田いれて3人の送別会だという。ほかに2人辞めるのだという。(わたしよりも新しいひとである。)

お、やっと話が聞ける!
やっと、この店でどんなことが起こっているのか聞ける!

じつは、ダメ母に職場の人間関係というものは、存在しないのである。
(快・不快はあります。動物といっしょです)
ハードな低血圧のため、午前中は作業こなして生きているだけで精一杯。
退社時間が早いため、昼がくれば、一番最初に休憩に出され、
帰って来て、残った作業に追われているうちに、すぐに退社時刻の3時になってしまうのである。
だから、なんにも知らないの…

今度の日曜の夜に、やっと全貌が明らかになるのね…!
ダメ母もやっと、人間関係デビュー!

夫が帰宅するなり、予定を確認!
「日曜の夜、だめだよ…俺、林君の送別会だもん。言っといたろ」
………
そうでした。1ヶ月も前から、言われてました。

ダメ母は、これからも何もわからないまま、動物のように働くのであろう。