令和五年(2023)NHK大河ドラマ・どうする家康ゆかりの城巡り講座に行ってきました。今回は名古屋市緑区にある大高城、丸根砦、鷲津砦、向山砦周辺の歴史散策です。
大高城は今川方の城で兵糧攻めに遭っていたところを松平元康(松潤こと松本潤さん)が兵糧を運び入れて救援した城です。現在では公園になっており国指定史跡です。さて、この大高城ひとつとっても見どころポイントはたくさんあるのですが、その中でも見落としてほしくないものを3つ上げてみます。
二の丸下の堀
まずは二の丸と三の丸をつなぐ土橋の下にある堀。戦国時代のものと考えられています。まだ重機が無かった時代なので手掘りということですね。本丸近くなので敵の侵入に対してかなり危機感を持った遺構だと思いました。
現在、この大堀は両側に木が生えており、それを伝って登ることもできるのでしょうけれど、当時は木が無くもっと急斜面で堀も深かったと思います。そこを甲冑着て攻め上る事を想像すると、攻める側もかなりキツイです。
今に残る土橋
先程の堀の上にある土橋(どばし)。これは敵の横展開を防ぐもので、土橋を渡る時には敵は横一列になります。そこを正面や側面から攻撃できるという工夫になってます。
本丸と町屋川の八幡社
大高城本丸には鶴岡八幡宮から分霊された八幡社があります。これは大高城の築城者といわれる花井備中守が1500年代初頭に建立したものといわれています。
大高城は江戸時代には尾張藩の重臣・志水氏が館を構え、この八幡社は武士のみが参拝できましたが、庶民は大高城ふもとの町屋川の八幡社に参拝することになっていたのです。
大高城の北にかつての町があり、そこにあった八幡社に町人たちは参拝していました。場所を説明しますとJR大高駅から西へ約200m、名古屋市立大高北小学校のすぐ南にある八幡社です。
この八幡社は桶狭間合戦の翌年である永禄四年(1561)に松平元康も参拝した歴史があり、地元でもご利益のクチコミがある八幡社なので参拝しておくのもよいですね。
■町屋川八幡社の住所■
名古屋市緑区大高町町屋川14
私の感想
私の大高城歴史散策城巡りの感想ですが、大河ドラマ・どうする家康ゆかりの地ということで、ドラマ見た後すぐだっただけに楽しむことができました。もちろんドラマはフィクションが多いですが、史実に基づいている城跡、史跡もあるので、ドラマ見ながらこれからも楽しみたいと思います。
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