愛知の城巡りのコミュニティで安城市の安祥(あんしょう)城址に行ってきました。あまり聞かない名前の城かもしれませんが、歴史的にも興味深い城なのです。その3つのポイントをチェックしてみましょう。
争奪戦の城
安祥城は戦国時代に尾張の織田信秀と駿河の今川、三河の松平連合軍で奪いあった城です。なぜ争奪戦になったのかという理由ですが、尾張と三河の国境近くの城だからといわれています。
また縄張りはシンプルですが、湿地帯に囲まれておりなかり堅固だったといわれています。
本多忠高と忠豊の墓
織田VS今川・松平の争奪戦の中、松平家臣の本多忠豊(忠勝の祖父)、本多忠高(忠勝の父)が討ち死にしています。この2人は城をもった土豪で今でいう指揮官クラスの武将です。家臣の足軽が大勢いいて、自分は直接戦わなくてもよかった武将でしたが、そのポジションの指揮官も討ち死にするという激しさでした。
人質交換
この戦いで安祥城を守っていた織田信広(織田信長の兄)は生け捕られてしまい、後に松平竹千代(徳川家康)と人質交換されることになりました。人質交換の場所は現在の笠寺観音ですが、そのキッカケになったのが安城市の安祥城です。
私の感想
安城市の安祥城址は日本100名城や続日本100名城というわけではありません。ですが湿地帯の地形や戦国史の節目の出来事、またつながる歴史など見どころは多いです。こういった地域の名城を巡るのもまた城巡りの楽しさのひとつだと思いました。
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