「宇宙兄弟」を読んだ
なんて心が震える作品なんだろう
大人になってから読んでよかった
大人になってよかった
そんな感じがする
もちろんお若い人もお読みください
宇宙って今はまだ簡単にいけるところではないけど、そのうち海外に行くような感じで夏休みの行き先の選択肢などになるのかな
30過ぎの男性がこれから宇宙に向かって行けるのか?これから「夢」を追いかけ追いつけるのか?しかも宇宙飛行士…
という自分だったらどうしようもない手遅れと思える題材なのが とてつもなく…いい
夢より現実を取った 南波ムッタが、宇宙飛行士の夢を諦め自動車開発会社で働いていたけど、ある事がきっかけで上司に頭突きしてクビになるところから始まるお話。
宇宙飛行士の夢を叶えて 日本人初の月面着陸に挑む弟 南波ヒビトや 天文学者シャロン博士との関係性、出会う人 出会う人素敵で、途中にはラスボスがいっぱいいるのに、最悪な悪役に見えて…人間味が描かれるとどの人も この主人公の人生に なくてはならない歯車で、結局悪役さえもけっこう好きなヤツに変わっていく。
大人たちの間でうまれる各人生をかけた挑戦と一生ものの友情。信頼できる仲間との別れと再開と活躍。
この作品は想いのかたまりだ。
失敗や思いが伝わらないもどかしさ苦しみはあるんだけど、解放された時に ああ…って泣いちゃう
おちゃめな人がたくさんいて、ムッタの吹き出し外に出てくる小さなツッコミも好き
大人になった私には 宇宙飛行士の選抜の書類一次も通らない、というのが前提で読むから登場人物たちを常に尊敬して読める。
これだけ情熱と知識と能力と体力と人柄と「運」を持ち合わせていないといけないのかと思うと…現実にいる宇宙飛行士がどれほど只者ではないのかえぇぇーすごいーっ
湧いてきたり使ったり?で言う「運」と、もう決まってるものとして言う「運命」って別物に考えてたけど、いや、なんか同じに感じたよ
努力と実績を積み上げてきた宇宙飛行士さんをテレビなどで目にした際には、これまで以上に尊敬の眼差しで、宇宙飛行士になるまでと、なった後に宇宙へアサインされるまで、宇宙での活動にも想いを馳せながら話を聞いてみたいと思った
数ヶ月後にZOZOの前澤社長が民間宇宙飛行士としてロシアのソユーズに乗ってISSへ飛ぶようですね!これはお金持ちだからできる事なのかもしれないけど、宇宙に行く夢のために きっと今頃は体力作りとか何か必要となること(想像追いつかず笑)を山ほど準備してるんだろうな
そして窓から黒い宇宙を背景にした地球を眺める日を想像してるんだろうね!
楽しみだね
宇宙兄弟39巻を読み終えた(40巻は2021年10月発売予定)翌日の夜、中秋の名月を見上げてね…
ムッタがあそこにいるような気がしてちょっとソワソワしたよ
月が誰かの夢なんだなって、いつもより身近に感じた夜でした
さて、久しぶりに「ふたつのスピカ」も読もうかな。アニメも再放送してほしい。
とてもあたたかくて、素朴な絵柄が泣かせてくれる こちらも素敵なお話なの。
秋の夜長に、月に想いを馳せる漫画たちはいかが?
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